パキスタン将軍に贈られたのは落書き本、改変された地図ではない:内務省

パキスタン将軍に贈られたのは落書き本、改変された地図ではない:内務省
[The Daily Star]インド首相の首席顧問室は、ムハマド・ユヌス教授がインド北東部を組み込んだバングラデシュの改変地図を描いた旗をパキスタン軍高官に贈呈したとするインドメディアの報道を「完全に虚偽で架空のものだ」と否定した。

この説明は、ユヌス教授が最近の会合で、地図が描かれた旗をパキスタン統合参謀本部委員会のサヒール・シャムシャド・ミルザ議長に贈呈したというインドの主要メディアの報道を受けて、月曜日夕方、同教授の報道部門からの声明でなされた。

実際に何が贈呈されたかを明確にし、CAの報道部門は次のように述べた。「実際、ムハマド・ユヌス主席顧問教授はパキスタン将軍に『勝利の芸術』を贈呈した。これは7月の大規模蜂起の際に、首都ダッカを含む全国のさまざまな壁に学生が描いた色鮮やかで多様なグラフィティのコレクションである」

ジュライ・メモリアル財団が出版したこの本は、蜂起を写真入りで記録した文書として機能し、「学生と国民の犠牲によって達成された革命の歴史的イメージ」を収録している。

声明では、表紙の地図をめぐる論争について、「グラフィティコレクションの表紙には、7月の大規模蜂起の殉教者アブ・サイードの後ろに、血のように赤いバングラデシュの地図が描かれている」と述べた。

同報告書は、落書きのスタイルにより地図の比率が歪んで見える可能性があるものの、「インド北東部のどの地域も落書き地図に含まれていると主張するのは完全に虚偽であり、想像上のものだ」と指摘した。

実際のバングラデシュの地図と落書き版との比較分析により、落書き版は「バングラデシュの実際の地図をほぼ正確に反映している」ことがわかったと付け加えた。

同報道機関によると、このコレクションは国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏、元米国大統領のジョー・バイデン氏、元カナダ首相のジャスティン・トルドー氏を含む他の世界の指導者にも贈られたという。

声明はメディアに対し、誤情報の拡散を控えるよう促し、地政学的にデリケートな内容を掲載する前に事実確認を行うよう促した。


Bangladesh News/The Daily Star 20251028
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/diplomacy/news/graffiti-book-not-altered-map-gifted-pakistani-general-cas-office-4020786