インドは企業が中国から希土類磁石を輸入するライセンスを持っていると発表

[Financial Express]ニューデリー、10月30日(ロイター):インド外務省は30日、インド企業が中国から希土類磁石の輸入許可を取得したと発表し、中国の輸出規制が緩和されたことを示唆した。

自動車、飛行機、武器に重要な役割を果たす17元素からなる希土類元素は、米国との貿易摩擦の中で中国にとって最も強力な影響力の手段の一つとなっている。

インド外務省報道官のランディール・ジャイスワル氏は記者会見でライセンス交付の決定を発表したが、承認を受けた企業や発行されたライセンスの数、付帯条件などの詳細は明らかにしなかった。

希土類元素は希少ではないが、中国は鉱物を磁石に加工する技術においてほぼ絶対的な優位を維持している。

中国政府は今年、地政学的影響力を強化するため、インドを含む主要経済国へのこうした加工材料の輸出を厳しく制限している。

中国は同日、ドナルド・トランプ米大統領と習近平国家主席の間で合意された協定の一環として、最新の希土類輸出規制の導入を延期することに同意したが、従来の制限は引き続き適用される。

中国政府は今月、レアアース輸出規制を大幅に拡大し、新たに5つの元素を含むとともに、数十種類の精製技術を規制対象リストに追加した。また、この規則では、中国製の原材料を使用する外国メーカーに対し、中国の輸出管理制度を遵守することが義務付けられている。

中国が10月9日に発表した輸出管理には、電気バッテリー機器や工業用ダイヤモンドに対する新たな制限も含まれていた。

バッテリー関連の規制により、インドのリライアンス・インダストリーズを含む世界中の顧客の間で、11月初旬の期限前に出荷を急ぐ動きが起きた。

中国のレアアース輸出規制は、単一の供給元への依存のリスクを浮き彫りにした。4月に導入されたこの規制は、レアアース不足を引き起こし、世界の自動車生産に混乱をきたす恐れがあった。


Bangladesh News/Financial Express 20251031
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/india-says-companies-have-licences-to-import-rare-earth-magnets-from-china-1761837504/?date=31-10-2025