制裁と復興が議題に

制裁と復興が議題に
[Financial Express]マナマ、11月2日(AFP):シリア大統領は今月下旬に同国指導者として初めてワシントンを公式訪問し、残りの制裁解除や復興、テロ対策などの問題について協議する予定だと、外務大臣が日曜に明らかにした。

シリア外務省のトップ外交官アサド・アル・シャイバニ氏はバーレーンのマナーマ対話のパネルで、アハメド・アル・シャラー氏が11月初めに米国の首都を訪問する予定だと語った。

「今回の訪問は確かに歴史的なものだ」と彼は語った。

シャイバニ氏は「制裁解除をはじめ、多くの議題が議論されるだろう」と述べ、「今日、我々は(イスラム国と)戦っている。この点でのいかなる取り組みも国際的な支援が必要だ」と付け加えた。

10年以上続いた戦争後の復興についても議論されるだろうと彼は述べた。

ダマスカスの外務省は、今回の訪問がシリア大統領によるホワイトハウス訪問としては初となることを確認した。

米国のシリア特使トム・バラック氏は土曜日、シャラア氏が「うまくいけば」ワシントンへ向かい、イスラム国(IS)に対抗する米国主導の国際同盟に参加する協定に署名する予定であると述べた。

シャラー氏にとってワシントン訪問は初めてだが、米国訪問は9月の国連訪問以来2度目となる。9月には元ジハード主義者である同氏がニューヨークの国連総会で演説を行ったシリア大統領として数十年ぶりの快挙を成し遂げた。

昨年末にイスラム主義勢力が長年の統治者であるバッシャール・アサド大統領を追放した暫定指導者は、5月にリヤドでドナルド・トランプ米大統領と初めて会談した歴史的な訪問で、トランプ米大統領はシリアに対する経済制裁の解除を誓った。

シリアとイスラエルは厳密に言えば依然として戦争状態にあるが、昨年12月にイスラム主義者主導の連合軍がアサド大統領を倒した後、直接交渉を開始した。

トランプ大統領は、いわゆるアブラハム合意に基づきイスラエルとの関係を正常化した他のアラブ諸国にシリアが加わることを期待すると表明した。

しかしシャイバニ氏は「シリアとアブラハム合意に関しては、これは検討されておらず、議論もされていない問題だ」と述べた。

シリア当局者は今年初め、シリアは2025年にイスラエルとの安全保障・軍事協定を締結する予定だとAFPに語っていた。これはアサド大統領の追放から1年も経たないうちに画期的な進展となるだろう。

イスラエルは昨年12月以降、両国の軍を隔てる国連監視の緩衝地帯に部隊を派遣し、シリアで数百回に及ぶ攻撃を行っている。ダマスカスは報復措置を取っていない。

「我々はシリアが新たな戦争に突入することを望んでいない。シリアは現在、イスラエルを含むいかなる勢力も脅かす立場にない」とシャイバニ氏は述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20251103
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/sanctions-reconstruction-on-agenda-1762108691/?date=03-11-2025