サウジアラムコの第3四半期利益は原油価格下落で減少

[Financial Express]ドバイ、11月4日(ロイター):世界最大の石油輸出国であるサウジアラビアの石油会社アラムコは火曜日、原油および製品価格の下落を理由に四半期利益が2.3%減少したと発表したが、石油生産の増加により前四半期からは業績が改善した。

決算発表後、株価はグリニッジ標準時午後5時ごろに1.1%上昇し、25.88リヤルとなった。

石油輸出国機構(OPEC)が市場を支えるために数年にわたって自主的に進めてきた減産を解消するなか、サウジアラビアは原油の生産量を増やしている。

10月、原油先物は供給過剰と米国の関税をめぐる経済不安を背景に、3カ月連続で下落し、2%以上下落して10月20日には5カ月ぶりの安値をつけた。

アラムコは9月30日までの3カ月間で純利益が1010億2000万リヤル(269億4000万ドル)となり、前年同期の1034億リヤルより減少したと発表した。

しかし、原油、精製製品、化学製品の販売量と価格の上昇により収益が増加したため、純利益は第2四半期に比べて約19パーセント増加した。

同社の第3四半期の炭化水素総生産量は、1日あたり石油換算1,327万バレル(ボエプド)で、前四半期の1,280万ボエプドから減少した。

日曜日、石油輸出国機構(OPEC)とその同盟国は、12月の原油生産量を小幅増加し、来年第1四半期は増加を一時停止することで合意したが、一部の投資家はこれを市場の供給過剰の兆候と捉えた。

アラムコの第3四半期の調整後純利益(非経常的項目を除く)は280億ドルとなり、同社が示したアナリスト予想の中央値265億ドルを上回った。


Bangladesh News/Financial Express 20251105
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/saudi-aramcos-third-quarter-profit-slips-on-lower-crude-prices-1762271090/?date=05-11-2025