[Financial Express]ロンドン、11月4日(ロイター):石油輸出国機構(OPEC)が来年第1四半期の増産を一時停止すると決定したことや、製造業のデータが弱く、ドル高が市場の重しとなり、原油価格は火曜日に1%以上下落した。
ブレント原油先物は、12時56分(GMT)時点で76セント(1.2%)下落し、1バレル64.13ドルとなった。米国産ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油は81セント(約1.3%)下落し、1バレル60.24ドルとなった。
PVMオイル・アソシエイツのアナリスト、ジョン・エバンズ氏は、「アジアの製造業PMI、そして米国のISMが相次いで低調だったことは、原油需要にとって懸念材料だ。常に市場を揺るがす関税の脅威も同様だ」と述べた。
「米ドルの復活は今のところ原油価格のもう一つの抑制要因となっており、現時点で原油価格の下落が再開すると予想している。」
日曜日、石油輸出国機構(OPEC)とその同盟国は、12月の原油生産量を小幅増加し、来年第1四半期は増加を一時停止することで合意した。
さらに、米国によるロシアのエネルギー企業ルクオイルとロスネフチへの制裁による原油価格上昇の影響は弱まりつつあると、SEBリサーチの商品担当チーフアナリスト、ビャルネ・シールドロップ氏はメモの中で述べた。
「11月21日に(ロシア企業と取引を続ける他の企業に対する)制裁が発効すれば、おそらくそれらは消え去るか、あるいは時間とともに排除されるだろう。」
また、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月に再び利下げを行うかどうかで意見が分かれており、トレーダーらが利下げへの賭けを控えるなか、ドルが3カ月ぶりの高値付近で推移したことも市場の重しとなった。
ドル高により、他の通貨を保有する人にとってドル建て資産は高価になります。
アジアでは、民間調査によると、日本の製造業活動は主要自動車・半導体部門の需要低迷により10月に19か月ぶりの急速なペースで縮小した。
市場参加者は現在、米国石油協会(API)が本日後半に発表する最新の米国在庫データを待っている。ロイターの予備調査によると、米国の原油在庫は先週増加すると予想されている。
Bangladesh News/Financial Express 20251105
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-slips-on-oversupply-concerns-stronger-dollar-1762271016/?date=05-11-2025
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