ブラジル、15年ぶりの年間排出量減少を記録

[Financial Express]サンパウロ、11月4日(AFP):ブラジルは昨年、2009年以降で最大の温室効果ガス排出量の年間減少を記録した。月曜日に発表された統計によると、これは国連の気候変動会議の開催に向けて準備を進める左派のルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領にとって追い風となる。

環境NGOネットワークであるブラジルの気候観測所によると、ラテンアメリカ最大の国の総排出量は前年比16.7%減少した。

排出量の削減は、ルラ政権の森林破壊対策の成功によるものとされた。

「新たなデータは、連邦政府が2019年から2022年にかけて意図的に森林破壊を抑制していなかった後に、再び森林破壊に対する管理権を取り戻したことの影響を示している」と観測所は声明で述べた。

この発言は、気候変動懐疑論者であるルラ前大統領の極右派ジャイル・ボルソナーロ氏に言及したもので、同氏の指揮下で違法な森林伐採が加速し、特にアマゾンで増加した。

ルラ氏は2022年10月の選挙でボルソナロ氏を破り、3期目の政権を獲得した。彼は2030年までに森林破壊ゼロを公約している。ルラ氏が大統領に復帰して以来、世界最大の熱帯雨林であるアマゾンの森林伐採率は着実に減少している。

排出量に関する好材料にもかかわらず、観測機関はブラジルの経済が政府の気候目標への取り組みに懸念を引き起こしていると警告した。

この事件は、アマゾン川河口付近の広大な沖合石油プロジェクトに対するルラ氏の物議を醸す支持に注目を集めた。

ペトロブラスは先月、同地域の探査許可をめぐる5年間の環境問題闘争に勝利し、フォス・デ・アマゾナス地域で石油掘削を開始した。


Bangladesh News/Financial Express 20251105
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/brazil-records-biggest-annual-emissions-fall-in-15-years-1762280365/?date=05-11-2025