中国、2024年以来初めて米国産小麦を購入

[The Daily Star]中国は先週の米中首脳会談後、米国産小麦2カーゴを予約したとトレーダーらが木曜に明らかにした。こうした購入は昨年10月以来で、米中貿易摩擦の緩和を示唆している。

投資家らは、韓国で行われたドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の会談を歓迎した。この会談は、主要農産物を含む商品の流れを混乱させていた世界二大経済大国間の貿易紛争をめぐる懸念を和らげるのに役立った。

中国政府は水曜日、3月4日に発表した米国産農産物への追加関税を11月10日から撤廃すると発表した。これには米国産小麦への15%の関税撤廃も含まれる。

関係筋によると、12月積み出しの約12万トンの購入には、米国産ソフトホワイト小麦1船積みと春小麦1船積みが含まれる。

「これは、米国産小麦が最も安いわけではないため、中国が米国産穀物を購入する意思を示したという側面が大きい」と、これらの取引を直接知るシンガポールの穀物トレーダーは述べた。「つまり、これらの貨物を購入するのは、政治的な動きに近い」

米国の農家にとって最大の市場である中国は、米国産農作物に対する旺盛な需要を、強力な貿易戦争の交渉材料に変えた。

数度にわたる報復関税の繰り返しを経て、中国の買い手は小麦や大豆を含む米国農産物をほとんど避け、代わりに他の供給品を選んでいる。

中国は2024年に190万トンの米国産小麦を輸入し、総輸入量の17%を占めた。

しかし、中国は今年の豊作を受けて小麦の輸入量を全体的に削減した。1月から9月までの小麦輸入量は前年同期比で72%減少した。

米穀物バイオ製品評議会のマーク・ウィルソン会長はロイター通信に対し、貿易面でのもう一つの明るい兆候として、トランプ大統領と習近平国家主席の会談以降、米国から中国へソルガムが輸送されたと語った。

米国は2024年に570万トンのソルガムを中国に輸出し、これは中国のソルガム輸入量の66%を占めた。


Bangladesh News/The Daily Star 20251107
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/china-buys-first-us-wheat-cargoes-2024-4028986