民主主義の欠陥を憲章だけに責めてはいけない

民主主義の欠陥を憲章だけに責めてはいけない
[The Daily Star]ゴノフォーラムの創設者で名誉会長のカマル・ホセイン博士は昨日、政府の権威主義的な態度と民主主義の欠如を憲法だけに責任転嫁するのは間違っていると述べた。

「むしろ、政府と政党内での民主主義の実践こそが最優先されなければならない」

この著名な法学者は、ジャティヤ記者クラブで行われた「バングラデシュの憲法と改革案」と題する討論会で、自らの代理で読み上げられた声明文の中でこの発言を行った。

カマル博士は、現在の状況において憲法を見直すことは非常に重要だと述べた。「しかし、いかなる改革においても、憲法は独立したバングラデシュの基盤であり、国民全体の犠牲と結束した願いの結晶であることを忘れてはならない。」

憲法は国家運営の指針となる文書です。過去53年間、様々な変遷を経てきました。憲法改正はデリケートな問題であり、国民の意見に基づいて進めなければなりません。

1972年憲法の起草者の一人であるカマル博士は、いかなる個人にも単独で憲法を変える権利はなく、いかなる改革案も国民の意志を反映しつつ、国の基本的価値観と現代のニーズに合致したものでなければならないと述べた。

ベテラン政治家はさらに、過去に政治化によって国民の期待に応えられなかった憲法制度は早急に改革する必要があると述べた。「もし政党がこの問題について国民的合意を築けなければ、民主主義は決して制度化されないだろう。」

最後に彼は楽観的な言葉でこう述べた。「自由で公正かつ受け入れ可能な選挙によって構成される次期国会は、国民の期待に応え、体系的な改革を通じて民主的で公正、進歩的かつ人道的な国家を築く役割を果たすことができると信じている。」


Bangladesh News/The Daily Star 20251107
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/politics/news/dont-blame-charter-alone-democratic-deficit-4029141