金は2週間ぶりの高値

金は2週間ぶりの高値
[The Daily Star]金価格は月曜日に2%上昇し、2週間ぶりの高値を付けた。弱い米経済指標を受けて連邦準備制度理事会(FRB)が来月利下げを行うとの見方が強まったほか、ドル安も金価格をさらに支えた。

金現物は、グリニッジ標準時午前9時56分までに2%上昇し、1オンス当たり4,078.45ドルとなり、10月27日以来の高値を記録した。12月限の米国金先物は1.9%上昇し、1オンス当たり4,087.10ドルとなった。

ドル指数は0.1%下落し、海外の買い手にとって金がより購入しやすくなった。

リライアンス・セキュリティーズのシニア・リサーチ・アナリスト、ジガー・トリベディ氏は「弱い指標のため米経済をめぐる懸念があり、主な注目は依然としてドル指数だ」と述べた。

トリベディ氏は、長引く貿易戦争と地政学的緊張により安全資産としての買いも増加し、金価格を押し上げていると付け加えた。

先週のデータによれば、米国経済は10月に雇用者数を減らし、政府部門と小売部門で損失が出た。

さらに、金曜日に発表された調査によると、史上最長の政府閉鎖による経済的影響への懸念から、米国の消費者心理は11月初めに約3年半ぶりの最低水準に落ち込んだ。

一方、米上院は日曜日、連邦政府を再開し、連邦職員を動員した40日間の閉鎖を終わらせる法案を可決した。

ホワイトハウスの経済顧問ケビン・ハセット氏は日曜放送のインタビューで、政府閉鎖が続けば第4四半期の米国経済成長はマイナスに転じる可能性があると警告した。

市場参加者は現在、12月にFRBが利下げを行う確率を65%と見ている。

利息を生まない金は、通常、低金利環境と経済の不確実性から恩恵を受けます。

サクソバンクは報告書で「金は今後12カ月以内に5000ドル、銀は65ドルに近づく可能性があると見ているが、直ちに高値に戻ると予想することについては慎重だ」と述べた。


Bangladesh News/The Daily Star 20251111
https://www.thedailystar.net/business/news/gold-hits-two-week-high-4031961