ジュリ川は今やゴミ捨て場

ジュリ川は今やゴミ捨て場
[The Daily Star]ムルビバザールのジュリ郡を流れるジュリ川は、近隣の市場や診療所から継続的に投棄されるゴミや医療廃棄物によって、川が詰まっている。

かつては清らかで活気に満ちた水路でしたが、今では人間の無謀な活動によりひどく汚染され、自然な流れを失っています。

川の両岸に位置するババニガンジ市場とカミニガンジ市場は、川を事実上、野放しのゴミ捨て場と化しています。商店や住民は、商店、家庭、私立病院、診療所などから出る固形廃棄物を日常的に川に投棄し、深刻な汚染を引き起こしています。

英国統治時代に2つの市場を結ぶために建設された100年前の石樹公園橋は、無差別な廃棄物投棄の温床となっている。

「町には指定されたゴミ処理場がないので、人々は川にゴミを捨てるしか選択肢がない」とババニガンジ・バザールの商人ハビブール・ラーマンさんは語った。

カミニガンジ・バザール商人協会の事務局長ヌルル・アンビア氏は、商人たちは長い間、廃棄物処理場の提供を求めてきたが、当局から何の反応も得られなかったと語った。

環境専門家は、プラスチックや医療廃棄物の増加が水生生物や人間の健康に深刻な危険をもたらしていると指摘している。

ジャハンギルナガル大学の動物学教授であるMA・アジズ博士は、プラスチックはマイクロプラスチックに分解され、魚に摂取されて最終的に人体に侵入すると警告した。「このまま投棄が続けば、ジュリ川はまもなく生命を維持する能力を失う可能性があります」とアジズ博士は述べた。「川を守ることは選択肢ではなく、私たちの生存にとって不可欠なのです。」

ウパジラ・サダール連合パリシャドのハジ・マサム・レザ議長は、廃棄物処理施設の設置に向けた協議は進行中だが、適切な土地の不足が依然として大きな障害となっていると述べた。


Bangladesh News/The Daily Star 20251114
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/juri-river-now-dumping-ground-4034441