イランがホルムズ海峡でタンカーを拿捕、米当局者が発表

イランがホルムズ海峡でタンカーを拿捕、米当局者が発表
[Financial Express]ドバイ、アラブ首長国連邦、11月14日(AP通信):イラン政府は14日、狭いホルムズ海峡を航行していたマーシャル諸島船籍の石油タンカーを拿捕し、同船をイラン領海内に引き込んだと米国当局者が明らかにした。この戦略的な水路でのこうした拿捕は数カ月ぶりとなる。

イランは直ちに押収を認めなかったが、米国がイランの核施設を攻撃した6月のイスラエルとの12日間の戦争を受けて、イランは反撃する可能性があると警告を強めている。

情報機関に関する匿名の立場を条件に語った米国防当局者によると、タララ号はアラブ首長国連邦のアジュマーンからシンガポールへ航行中だったが、イラン軍に拿捕されたという。AP通信が分析した飛行追跡データによると、米海軍のMQ-4Cトライトン無人機が金曜日、タララ号の停泊していた海域の上空を数時間にわたって旋回して拿捕の様子を観察していた。

民間警備会社アンブリーは、襲撃にはタララ川に接近する3隻の小型船が関与していたと説明した。

英国軍の英国海上貿易作戦センターもこの事件を別途認め、「国家活動」の可能性によりタララ号がイラン領海に入港せざるを得なかったと述べた。キプロスに拠点を置くコロンビア・シップマネジメントはその後、声明で、高硫黄燃料の軽油を積載していた同タンカーとの「連絡が途絶えた」と発表した。


Bangladesh News/Financial Express 20251115
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/iran-seizes-tanker-in-strait-of-hormuz-us-official-says-1763139099/?date=15-11-2025