ロシア・ウクライナ戦争終結に向けた米国の提案報道を受け、原油価格が急落

[Financial Express]ロンドン、11月19日(ロイター): ウクライナにおけるロシアとの戦争を終わらせるという米国の提案が報道されたことを受け、原油価格は水曜日に急落した。供給過剰懸念が引き続き価格の重しとなっている。

ブレント原油先物は前日に1.1%上昇した後、13時30分GMT時点で1.81ドル(2.8%)下落し、1バレル63.08ドルとなった。

米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油先物は、火曜日に1.4%上昇した後、1.74ドル(2.86%)下落し、1バレル59ドルとなった。

ウクライナ戦争終結に向けた新たな取り組みの報道を受け、水曜日も株価は下落を続けた。

ウクライナの高官は水曜日、ロイター通信に対し、米国がロシアと協議した戦争終結に向けた一連の提案について、ウクライナは「シグナル」を受け取ったと述べた。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は水曜日にトルコで会談し、木曜日にはキエフで米軍関係者と会談し、ロシアとの和平交渉再開に向けた新たな取り組みを開始する予定だ。

サクソバンクのアナリスト、オーレ・ハンセン氏は、和平交渉が成功すれば供給リスクが軽減され、市場は供給過剰を示唆する現在の需給動向に集中できるようになると述べた。一方、ロシアのアレクサンダー・ノヴァク副首相は、ウクライナ情勢の和平交渉停滞への報復として10月に発動された米国のロスネフチとルクオイルへの制裁は、ロシアの原油生産に影響を与えていないと述べた。ハンセン氏はさらに、供給過剰リスクは引き続き価格の重しとなっており、最近の取引での大幅な上昇後、水曜日に軽油先物価格が下落したと付け加えた。


Bangladesh News/Financial Express 20251120
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-falls-sharply-after-report-of-us-proposal-to-end-russia-ukraine-war-1763568307/?date=20-11-2025