[Financial Express]イスラマバード、11月20日(AFP):アジア開発銀行は木曜日、パキスタンがエネルギー供給網のアップグレードのため3億3000万ドルの融資を受けると発表した。これにより、水力発電が主要都市に届くようになる。
政府データによると、人口2億5000万人のこの国は、慢性的な停電、高騰する電気料金、そして1兆7000億ルピー(59億ドル)に達した電力部門の循環債務の膨張に直面している。
「これらの投資は、パキスタンの南北電力回廊における長年の制約に対処し、北部の水力発電所から最大3,200メガワットのクリーンエネルギーの送電を可能にする」と、木曜日に融資を承認したアジア開発銀行(ADB)は声明で述べた。パキスタンの老朽化した電力網は、送電中に大量の電力が失われ、盗電が蔓延するなど、非効率性に悩まされている。
同銀行は、この融資は「輸入燃料への依存を減らし、エネルギー安全保障を改善し、パキスタンのより手頃で持続可能なエネルギーミックスへの移行を支援する」と述べた。
「このプロジェクトは、ADBとパキスタンとの強固なパートナーシップと、クリーンエネルギーへの移行を加速するという共通のコミットメントを象徴するものです」と、ADBパキスタン局長のエマ・ファン氏は述べた。ADBは2023年11月、パキスタンのパンジャブ州とハイバル・パフトゥンクワ州の高圧送電網拡張のため、2億5000万ドルを融資した。
8月には、パキスタンのレコ・ディク銅・金鉱山開発のための4億1000万ドルの融資パッケージも承認された。パキスタンは対外借入に大きく依存しており、政治危機と景気後退が重なった結果、2023年には債務不履行を辛うじて回避した。
Bangladesh News/Financial Express 20251121
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/adb-approves-330m-loan-to-upgrade-pakistan-power-grid-1763660972/?date=21-11-2025
関連