[The Daily Star]世界の主要経済国の億万長者は昨年2兆2000億ドルを稼いだが、これは世界中の貧困層全員を貧困から救うのに十分な額だと、国際キャンペーン団体オックスファムが木曜日に発表した。
英国を拠点とするこの慈善団体は、今週末に開催される主要経済国からなる強力なG20首脳会議に対し、世界的な富の不平等や発展途上国を蝕む債務に対処するため、開催国である南アフリカの取り組みを支持するよう求めた。
フォーブス誌のリストに基づく数字によると、このグループに所属する19カ国の億万長者は昨年2兆2000億ドルを稼ぎ、その総資産は15兆6000億ドルに増加した。
同省は声明で「現在貧困ライン以下の生活をしている38億人を救済するには年間1兆6500億ドルかかる」と述べた。
オックスファムは、国連のIPCCが地球温暖化の脅威に取り組むのと同じ方法で不平等に取り組む国際パネルを設立するよう、11月22〜23日の首脳会議に南アフリカが提出する提言を支持した。
「南アフリカのG20が新たな不平等に関する国際パネルを設立すれば、不平等の緊急事態に対処する上で大きな一歩となるだろう」とアミターブ・ベハー事務局長は声明で述べた。
オックスファムはまた、世界の富裕層に「貧困をなくし、気候変動と闘うために公平に課税する」よう求めた。
同報告書は、ヨハネスブルグ会議をボイコットしている米国を特に「無謀な関税から逆進的な減税、救命援助の削減に至るまで、富裕層と貧困層の間の不平等を拡大する破壊的な政策」を推進していると指摘した。
同報告書は債務問題への対策を求め、教育や医療よりも利子の返済に多くのお金を費やす国に34億人が暮らしていると述べた。
G20には19カ国と欧州連合、アフリカ連合が含まれ、これらを合わせると世界のGDPの85%、世界人口の3分の2を占める。
南アフリカは、2026年に米国が輪番議長国を務める前に、アフリカで初めて開催されるG20サミットが、アフリカ大陸と「グローバル・サウス」の発展途上国が直面する問題を前進させることを期待している。
Bangladesh News/The Daily Star 20251121
https://www.thedailystar.net/business/global-economy/news/g20-billionaires-could-end-world-poverty-one-years-earnings-oxfam-4039846
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