オーストラリアとトルコ、気候変動サミット開催で合意

[Financial Express]ベレン、11月22日(AFP):オーストラリアとトルコは金曜日、来年の国連気候変動サミットの開催責任を分担することで合意に達し、サミットをめぐる長年の対立が解消されたとAFPが確認した。

トルコが会議を主催し、オーストラリアが正式な交渉を監督するという異例の妥協案は、ブラジルで開催されるCOP30首脳会議で全会一致で正式に承認される見通しだ。

この合意は、膠着状態を終わらせるためにオーストラリアとトルコの間で数日間にわたる非公開交渉が行われた後、熱帯雨林都市ベレンで仲介された。

両国は2026年11月にCOP31を開催することを目指していたが、どちらも譲らず、毎年の気候変動会議としては珍しい争奪戦が勃発した。

オーストラリアはトルコよりも多くの支持を得たが、膠着状態のため、国連の規則で義務付けられているように、開催国を全会一致で選ぶことができなかった。

妥協案が成立し、トルコが地中海のリゾート都市アンタルヤで2週間の首脳会議を主催し、COP31の正式な議長国を務めることになった。

オーストラリアは副大統領を務め、気候変動に共同で取り組むために約200カ国間の合意を仲介する交渉の議長を務めることになる。

通常、主要サミットの約1か月前に行われる「プレCOP」技術協議は、近隣諸国との共催を当初意図していたオーストラリアの意向に沿い、太平洋島嶼国で開催される予定だ。

この提案は西欧諸国及びその他の国々のグループにより全会一致で承認されたが、これはCOP30首脳会議で全会一致で採択される前に必要な最初のステップである。

国連の気候サミットは5つの地域ブロック間で持ち回りで開催されており、2026年には主に欧州諸国、オーストラリア、トルコなどで構成されるグループが責任を負うことになる。

オーストラリアはEU加盟国の大多数の支持を得ていたが、合意がなければ、COP31は国連気候変動事務局の本拠地であるドイツに委ねられることになっただろう。

この結果は、海面上昇やますます激化する嵐、降雨、洪水の脅威にさらされている小島嶼国を抱えるオーストラリアと太平洋地域にとって大きな失望となった。

しかし、太平洋諸国は依然として交渉や議題設定に意見を述べる権利があると、バヌアツのラルフ・レゲンバヌ気候相はベレンでAFPに語った。


Bangladesh News/Financial Express 20251123
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/australia-turkey-reach-hosting-deal-over-climate-summit-1763825874/?date=23-11-2025