[Financial Express]インド・ムンバイ、12月5日(AFP):インド中央銀行は金曜日、低インフレにより世界第5位の経済大国であるインドがドナルド・トランプ米大統領による関税攻撃から守られる余地が生まれたとして、政策金利を引き下げ、今後さらに引き下げる可能性を示唆した。
この決定は、米国との貿易協定の欠如と関税が国内製品に与える影響についての懸念が続いていることから、ルピーが今週、ドルに対して過去最安値(2025年以来約5%下落)を記録した後のことである。
インド準備銀行(RBI)は、金融政策委員会の全会一致の投票により、商業銀行への融資水準である基準レポ金利を25ベーシスポイント引き下げ、5.25%とした。
アナリストの中には、中央銀行が今年すでに100ベーシスポイント以上利下げを行っており、7~9月期の経済成長が6四半期ぶりの高水準に達したことを踏まえ、当局が現状維持を予想していた者もいた。
しかし大多数は、価格圧力の緩和とトランプ大統領の関税に起因するインドの経済見通しへのリスクの高まりが減税を正当化すると主張していた。
米国の関税が50%に上ることから、輸出業者は注文のキャンセルや広範囲にわたる雇用喪失を警告しており、アナリストらは関税により今年の経済成長が最大80ベーシスポイント押し下げられる可能性があると指摘している。
インド当局は年末までに貿易協定の第一段階を締結できると楽観視しているものの、どちらの側も進展は発表していない。
インド準備銀行のサンジェイ・マルホトラ総裁は、金融政策委員会が国債購入と50億ドルの為替スワップを通じて金融システムに資金を注入することにも同意したと述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20251206
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/india-central-bank-cuts-rates-amid-us-trade-deal-limbo-1764953061/?date=06-12-2025
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