EU、イーロン・マスクのXにソーシャルメディア法違反で1億2000万ユーロの罰金を科す

[Financial Express]ロンドン、12月5日(AP通信):欧州連合(EU)の規制当局は金曜日、イーロン・マスク氏のソーシャルメディア・プラットフォーム「X」に対し、同EUのデジタル規制に違反したとして1億2000万ユーロ(1億4000万ドル)の罰金を科した。この規制により、ユーザーが詐欺や不正操作の被害に遭う可能性があるという。

欧州委員会は、2年前に開始した欧州27カ国によるデジタルサービス法(DSA)に基づくXに対する調査を経て、今回の決定を下した。DSA(デジタルサービス法)は、プラットフォームに対し、欧州のユーザーを保護し、サイト上の有害または違法なコンテンツや製品を排除する責任をより一層負うことを求める包括的なルールブックであり、違反者には高額な罰金が科される可能性がある。

欧州委員会は、旧Twitter社として知られていたXに対し、DSAの透明性要件に3件違反したとして処分を下したと発表した。この決定は、ドナルド・トランプ大統領を激怒させる可能性がある。トランプ大統領の政権は、EUのデジタル規制を激しく非難し、アメリカのテクノロジー企業が罰せられた場合は報復すると明言している。同社は電子メールでのコメント要請にすぐには応じなかった。規制当局は、Xの青いチェックマークが「欺瞞的なデザイン」であり、ユーザーを詐欺や不正操作の危険にさらす可能性があるため、規則に違反していると述べた。また、Xは広告データベースの透明性要件も満たしていないと、規制当局は述べている。EUのプラットフォームは、詐欺、偽広告、組織的な影響力行使キャンペーンの検出を支援するため、掲載したすべてのデジタル広告のデータベースを、広告主や対象オーディエンスなどの詳細情報とともに提供することが義務付けられている。


Bangladesh News/Financial Express 20251206
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