[The Daily Star]米連邦準備制度理事会(FRB)が来週利下げを行うとの期待が高まり、金価格が金曜日に上昇した一方、銀価格は過去最高値に急騰した。
スポット金は、東部標準時午後1時36分(グリニッジ標準時午後18時36分)時点で1%上昇し、1オンス当たり4212.16ドルとなったが、週間では0.4%下落する見込みだ。
米国の2月限金先物は、変わらず1オンスあたり4,243ドルで取引を終えた。
TDセキュリティーズのグローバル商品戦略責任者バート・メレク氏は「市場は中央銀行が(金利を)引き下げるだろうと確信を強めており、それを受けて米ドルが若干下落し、それが金価格を押し上げている」と述べた。
米国の経済データによると、コア個人消費支出(PCE)価格指数は9月に0.3%上昇し、前年比は8月の2.9%から2.8%に鈍化した。
先月の民間雇用統計は2年半ぶりの大幅減を記録した。複数のFRB当局者によるハト派的な発言は、金融緩和への期待をさらに高めた。
CMEのフェデラルウォッチツールは、FRBが12月9〜10日の会合で25ベーシスポイントの利下げを行う確率が87.2%であると示している。
アレジャンス・ゴールドの最高執行責任者アレックス・エブカリアン氏は、金価格はFRBの決定次第で今年は4,200ドルから4,500ドル、来年は4,500ドルから5,000ドルの間で取引されると予想していると述べた。
一方、インドと中国では、買い手がスポット価格の調整を待つため、今週は現物金需要が減少した。
銀は、前日に過去最高の59.32ドルを付けた後、2.6%上昇して1オンス当たり58.59ドルとなり、週間では4%上昇した。
「(銀は)金と同じ道をたどっており、多くの投資家は依然として銀が相対的にかなり安いと考えている」とメレク氏は述べ、構造的赤字と電化需要の高まりを支援要因として挙げた。
この白金属は、供給不足と米国の重要鉱物リストへの指定により、今年これまでに98パーセント上昇している。
Bangladesh News/The Daily Star 20251207
https://www.thedailystar.net/business/global-economy/news/gold-gains-fed-rate-cut-optimism-4052171
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