[Financial Express]ブリュッセル、12月19日(AFP):外交筋によると、EUは南米のメルコスールとの貿易協定を1月12日に正式に締結することを望んでいる。今週の協定締結計画が頓挫したためだ。
25年以上の準備期間を経て、ブリュッセルは当初、土曜日にブラジル、パラグアイ、アルゼンチン、ウルグアイと世界最大の自由貿易圏を創設する協定に署名する予定だった。
しかし、農業部門への懸念からイタリアとフランスの大国が延期を要求したため、計画は行き詰まりに陥った。
このため、欧州委員会は、木曜日にブリュッセルで欧州首脳らが会合するなか、延期を発表せざるを得なくなった。
EUのフォンデアライエン事務総長はブリュッセルでの首脳会談後、来月のEU離脱協定の承認にはEU27カ国の間で「十分な多数」の賛成が得られると確信していると述べた。
複数の外交官が金曜日、AFPに対し、EUは現在、2026年にブラジルからメルコスールの主導権を引き継ぐ予定のパラグアイで、1月12日に署名できるよう取り組んでいると語った。
この協定は、世界的な貿易摩擦が続く中、欧州連合がより多くの自動車、機械、ワイン、蒸留酒をラテンアメリカに輸出するのに役立つだろう。
その見返りとして、南米産の肉、砂糖、米、蜂蜜、大豆のヨーロッパへの流入が容易になる。
この事態を受け、多くの欧州農家は、農業大国ブラジルとその近隣諸国からの安価な農産物の流入によって価格が下落することを懸念し、警戒を強めている。木曜日には、数千人の農家が抗議のためベルギーの首都に集結した。
イタリアとフランスは、より厳しいセーフガード条項、より厳しい輸入規制、そしてメルコスールに対するより厳格な基準を求めている。
Bangladesh News/Financial Express 20251220
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/eu-eyes-january-12-for-mercosur-trade-deal-signing-1766162914/?date=20-12-2025
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