[Financial Express]ワシントン、12月20日(ロイター):ドナルド・トランプ米大統領と大手製薬会社9社は金曜、米国の医療扶助制度(メディケイド)と現金支払いの患者向けの医薬品の価格を大幅に引き下げる協定を発表した。米国の医療費を他の先進国と同水準にするというトランプ氏の最新の取り組みの一環である。
ブリストル・マイヤーズ スクイブ、ギリアド・サイエンシズ、メルク、ロシュの米国子会社ジェネンテックが契約を締結した。ノバルティス、アムジェン、ベーリンガーインゲルハイム、サノフィ、GSKも契約を締結した。
「我々は世界全体に補助金を出していた。もうそんなことはしない」とトランプ大統領は、9人の製薬会社幹部に囲まれながらホワイトハウスでの記者会見で述べた。
米国の患者は現在、処方薬に圧倒的に高額を支払っており、他の先進国と比べて3倍近く支払っている場合も多い。トランプ大統領は製薬会社に対し、他国の患者が支払う価格まで値下げするよう圧力をかけている。
これらの発表にもかかわらず、大半の製薬会社の株価は約1~3%上昇した。これは、今回の合意によりトランプ大統領の3年間の関税導入の脅威が解消されたことと、ホワイトハウスが定価から最大70%引き下げと発表していた値下げの影響を投資家が軽視したことによる。製薬会社は既に、ほとんどの定価について、市場終了後に大幅な値引きを行っている。
「これらの取引は、製薬業界のリーダーたちがこの機会を利用して現政権と協力し、注目を集め、これらの取引による企業経済の大きな変化を最小限に抑えようとしていることを再確認させるものだ。」
Bangladesh News/Financial Express 20251221
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/trump-nine-pharmaceutical-companies-strike-deal-to-cut-prices-1766252900/?date=21-12-2025
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