国連専門家、ベネズエラに対する米国の封鎖を非難

[Financial Express]ジュネーブ、12月25日(AFP): 国連の人権専門家4人は25日、米国のベネズエラに対する部分的な海上封鎖を非難し、違法な武力侵略であると判断し、米議会に介入を求めた。

米国はカリブ海に大規模な軍事力を展開しており、最近、制裁対象とみなすベネズエラの船舶に対する海上封鎖の一環として石油タンカーを拿捕した。

国連専門家らは共同声明で、「武力封鎖を通じて一方的な制裁を強制する権利はない」と述べた。

封鎖は国連憲章の下で他国に対する軍事力の行使を禁じられていると付け加えた。

「これは非常に重大な武力の行使であり、1974年の国連総会の侵略の定義においても違法な武力侵略として明確に認められている」と彼らは述べた。

「したがって、これは国連憲章第51条に規定する武力攻撃であり、原則として被害国に自衛権を与えるものである。」

ドナルド・トランプ米大統領は、南米ベネズエラが主要資源である石油を「麻薬テロ、人身売買、殺人、誘拐」の資金源として利用していると非難した。

カラカスは麻薬密売への関与を否定している。一方、米国は世界最大のベネズエラの石油埋蔵量を奪うために、ニコラス・マドゥロ大統領の転覆を企んでいると主張している。

9月以降、米軍は、証拠を示すことなく麻薬を輸送していたとワシントンが主張する船舶に対し、数十回にわたる空爆を実施している。100人以上が死亡した。

「これらの殺害は生存権の侵害に等しい。捜査を行い、責任者を処罰しなければならない」と専門家らは述べた。「同時に、米国議会はさらなる攻撃を阻止し、封鎖を解除するために介入すべきだ」と付け加えた。

彼らは各国に対し、封鎖と違法な殺害を止め、加害者に正義をもたらすための措置を取るよう求めた。

共同声明に署名した4人は、テロ対策における人権保護に関する特別報告者のベン・ソール氏、民主的で公平な国際秩序の促進の専門家であるジョージ・カトルーガロス氏、開発専門家のスーリヤ・デヴァ氏、そして平和的集会および結社の自由の権利を担当するジーナ・ロメロ氏である。


Bangladesh News/Financial Express 20251226
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/un-experts-slam-us-blockade-on-venezuela-1766680064/?date=26-12-2025