1983年の自動車条例により、運転手は1日8時間以上の運転は禁止され、5時間おきに30分の休憩をすることになっている。バングラデシュ道路交通局(BRTA)のヌラル・イスラム長官は話す。
またバングラデシュ労働法により、輸送労働者の賃金は固定されていると、バングラデシュ・サラク(Sarak)・パリバハン(Paribahan)・サラミック(Sramik)連盟のオスマン アリ書記長は話す。
しかし運送会社のオーナー側の怠慢と関係当局のモニタリング不足により規則は適用されていないと、アリ氏は主張する。
サラミック連盟によると、およそ400万人の労働者が国の道路運送部門に直接または間接的に関わっている。
政府が道路運送労働者賃金を最後に改訂したのは2005年である。
その時運転手の最低賃金は1万2千Tk、請負人は8千Tk、ヘルパーは6千Tkに固定された。 しかしオーナーたちははそれに従わないと、アリ氏は主張する。
賃金は5年おきに改訂されると思われている。10年が経過したが労働者の賃金は未だに修正されていないとアリ氏。
水上輸送労働者の賃金
昇給を要求した労働者によって実施されたストライキの6日後の4月26日、政府は水輸送労働者の最低賃金を9千Tkにするよう提案した。
しかし船舶オーナーは提案された賃金に同意しなかった。その翌日、貨物船のオーナーは抗議のため、船の操縦を止めた。
「船が使用可能であるか、錨をおろしたかどうかにかかわらず、労働者は24時間体制で働いている。そのうえ、労働者は悪天候でも船を操縦し、彼らの生命を賭けている。しかし、オーナーは提案された賃金を払おうとしません」
バングラデシュ水上輸送労働者連盟のチョウドリー アシクル(Ashiqul)・アラム総書記は話す。
国内にはおよそ1100隻の旅客船と3千隻の貨物船が登録されている。 また、1万5千種類以上の様々な未登録船も水路を通る。 船舶労働者とオーナーによると、およそ20万人はこれらに従事する労働者だ。
The Daily Star May 1 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/troubles-transport-workers-1217161
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