ジャハーンギール サーカー(Jahangir Sarker)さんは国内に多くいる無職の大学院生だった。 だが27才の彼の情熱は燃え続けていた。
ダッカ大学大学院修士学位を持っていた彼は、自分の専門性を生かす仕事を得られず落胆していた。2014年6月、彼はラルモニルハットのヅラクチ(Durakuti)にある僻村の家に戻った。
同じ状況におかれれば、どんな人間もそこから這い上がることは難しい。 彼は畑で汗を流し、もし資本を集めることができれば村で小さなコンビニエンスストアを建てただろう。それらは決して間違った選択ではない。だが彼はそうはしなかった。
彼はほとんど使っていなかったデスクトップに2Gのインターネット接続を設定し、起業家精神に火をつけた。彼はかつてやっていたフリーランスの仕事を求め、インターネットを検索した。 検索は成果をあげ、彼は仕事を得るようになった。最初の仕事はTシャツのデザインや、パンフレット記事に文章を書くことだった。
彼は最終的にお金を稼ぎ始めた。だがジャハーンギールさんはそれだけで満足しなかった。彼は稼いだお金で村にブロードバンドを接続し、村の若者のため10ヶ月の研修を行った。
少なくとも135人の村の若者は、インターネットを通してフリーランスの仕事を得る方法を無料で彼から学んだ。
135人のうち少なくとも37人はすでにお金を稼ぎ始めた。ジャハーンギールさんは彼らのインターネット使用料さえも負担する。
「私たちは無料で、働くための研修を受けています。インターネット施設を使っていますが支払いはしません。私は短期間契約のフリーランス仕事から始めます」
村に住んでいる学生、ファドウシ・アクター(Ferdousi Akhter)さん(19)はいう。
同じ村のレザウル(Rezaul)・イスラムさん(23)は6ヵ月のトレーニングの後、お金を稼ぎ始めたという。
「私は毎月、300ドル~350ドル稼いでいます」
ジャハーンギールさんの援助はまだ続いていると付け加えた。
ジャハーンギールさんは自分の故郷から失業と薬がないようにしようとこうした行動を起こしたのだという。
「フリーランスコミュニティを2年以内に建設しようと思います。私は施設をすべての教養のある人々に提供したいのです」
The Daily Star May 3 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/spirit-youth-changes-lives-1217809
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