取材に対してLGRDのアブドゥル・マレク局長はこう答えた。
「近隣ユニオンの人々は急速な都市化を見てきてはいますが、彼ら自身には都市環境が行き届いていません。ユニオン議会の権限で行える問題解決の手段がないため、私たちが主導して動くのです」
「この地域にも多数の産業が立ち上がりました。電気や水道、ガスは利用できるようになりましたが、ユニオン議会の財政面の制約のため、それ以外の都市的な環境は整っていません」
シャイアンプール議会のシャフィクル・ラーマン・サイジュル議長はいう。
地域住民は道路の、特にシャイアンプールとダニア マツライをつなぐ道路の状態の悪さに言及した。
ダッカの2都市自治体が蚊の被害への対策、野盗への対策、道路の修理に苦労していることから、住民の中には本当に拡大後の都市部にまで良質な公共事業を提供できるのか疑問を抱く人もいる。
都市計画の専門家ナズラル イスラム氏は、ダッカの両自治体は多くの区で適切な公共事業を提供できなかったという。
「ダッカ自治体の公共事業は高所得者地区を対象としたものです。低所得地区に住む人たちには適切な公共事業がなされていません」
北ダッカ市自治体の経営最高責任者メスバフル・イスラム氏は本誌の取材に対し、市自治体はユニオンの開発事業を行う予算を政府に要求するという。
南ダッカ市自治体役員のカーン・ムド・レザウル・カリム氏がインタビューに答えた。
「一時的には問題が生じるかもしれません。しかし新たに都市圏に編入された人々にもあらゆるサービスを提供できるようになると思っています」
The Daily Star May 07 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/govt-double-size-dhaka-city-area-1219972
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