非政府組織(NGO)のアクションエイドはガイバンダとラルモニルハットにで新たにプロジェクトを立ち上げ、それぞれ2ヶ所のデイケアセンターの運営を始めた。他のデイケアセンターとの違いは、高齢者と子どもが朝から晩まで一緒にいられることだ。子どもから目を離さずにいられるだけでなく、他の高齢者との交流もできる。
このような家族構造の変化は、祖父母が同様の役割を持つ先進諸国においても生じている。
ピュー研究所が2013年に行った調査によると、祖父母と一緒に暮らしている子どもの人数は2000年以来増加しているという。この傾向は2012年まで続いている。現時点では子ども10人に対し、祖父または祖母が1人ついている計算になる。
共働きの両親が子どもの世話のため、祖父母に同居してもらっていると社会学者は分析する。しかし時には祖父母側の事情を無視するケースもある。子どもの世話には費用が掛かるが祖父母には収入がない。また、祖父母にも栄養が必要だ。さらに祖父母の多くは住み慣れた故郷を離れ、都会に出てくることを嫌がっている。
バングラデシュの国家政策では、同居の際には別に高齢者用の部屋が必要だと推奨している。
(当記事はガイバンダ、ラルモニルハット特派員の協力により書かれました)
Prothom Alo May 15 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/104673/Turning-to-the-grandparents
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