現在ダッカにある公衆トイレが悲惨な状況にある一方、政府が運営する職場の少なくとも73%では、女性専用のトイレが設置されていないことが判明した。
環境団体ポリベシュ バカオ アンドロン(Poribesh Bachao Andolon:Poba)が中心となって行ったこの調査は、ダッカ市内にある政府系の職場や教育施設、病院のトイレを対象とした。
調査の結果、病院の40%と教育施設の33%では女性用トイレが設置されていなかった。
女性は長時間にわたり排尿を我慢しているため、泌尿器の様々な感染症に苦しんでいる。Pobaのアブドゥス ソバーン(Abdus Sobahn)局長は記者説明会で話した。
政府系高校や大学にあるトイレは全て不衛生であり、手を洗う際に用いる物が用意されていなかった。また政府系の職場の87%、病院の80%ではトイレに石鹸やハンドソープが備え付けられていない。
一方、身体障がい者用公衆トイレはダッカ全体で1ヶ所のみだった。また公衆トイレの設置数はダッカの人口に対して不十分だ。
問題を解決するためPobaは、女性用公衆トイレの数を増やし、モスクや商業施設、その他の公共施設にあるトイレの公共利用を保障するよう提案した。
The Daily Star May 19 2016
http://www.thedailystar.net/city/73pc-govt-offices-dont-have-separate-toilet-women-1226239
関連