HYVサトウキビQ-16の栽培が、ガイバンダ県ゴビンダガンジ郡で少しずつ増えている。容易に噛めるやわらかさを持ち、元々ある品種よりはるかに高く販売できるからだ。
特に今年の熱波が長引いたため、需要が大いに増えた。
ゴビンダガンジ郡の多くの農家は、モヒマンガンジのラングプール砂糖工場に供給するため、昔から地元品種のサトウキビを栽培している。だが工場の経営者は低価格でしかサトウキビを買わないため、栽培は次第に減少している。農家のラジャブアリさんはいう。
10年前、ゴビンダガンジ郡バクチャー(Bakchar)村の数人の農家が、地元で「チューイング サトウキビ」と呼ばれるQ-16の栽培を始めた。その栽培はゴビンダガンジ郡の他の村や、ボグラ県モカムトラ(Mokamtola)に広がった。
「10年前、私は2ビガの土地でチューイングサトウキビの栽培を開始し、1ビガあたり1.5万Tk(約2.1万円)から2万Tk(約2.8万円)を稼ぎました。今、需要と価格は増加しています」
バクチャー村の農家モンタズ アリさんはいう。
アリさんの成功を見たバクチャー村の20軒ほどの農家が、それから2年のうちに新品種サトウキビの栽培を始めた。この時すでに栽培はカマダハ、カリトラ、マスタ、ナヤパラ チャウガイヤ(Chawghaia)、パンタパラを含む隣接する10村に広がった。
農家は今、2万Tkから2.5万Tk(約3.5万円)の経費をかけ、最新技術でQ-16サトウキビを栽培している。そして1ビガで6.5万Tk(約9.1万円)から7万Tk(約9.8万円)を稼ぐ。農家のアルタフ ホサインさんはいう。
HYVサトウキビQ-16は、同じ面積の土地でより多く稼ぐ機会を生み出した。卸売業者はたびたび畑まで直接そのサトウキビを買いにくるという。
The Daily Star May 24 2016
http://www.thedailystar.net/country/soft-variety-sugarcane-gains-popularity-gobindaganj-1228261
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