教科書やノート、試験対策本、古今東西の小説、希少な古本、国内外の雑誌、ジャーナルまで、ニルケットではほぼ何でも手に入る。今やこのブックマーケットは都市の教育に不可欠な存在となっている。
Google検索や無料ダウンロードの時代になっても、ニルケットは生徒や学生、あらゆる世代の読書家たちを惹きつけてやまない。定価の半額、あるいはそれ以下で本を買えてしまうのは、多くが海賊版だからだ。他の多くは中古品だが、状態はかなり良い。
ニルケットには400軒近くの書店が並び、本を探す人でいつも賑わっている。大学生にとってここはまさに最高の場所だ。海外で出版された教科書や参考書の多くをお手頃価格で手に入れられるからだ。
「ニルケットでは教科書だけでなく、重要で面白い本を思いがけず手に入れることができました」
大学生のレザ(Reza)さんは語る。
日刊紙や雑誌、小説の需要も大きい。
ダンモンディのコンピュータ教室に通うシムル(Shimul)さん。彼は試験対策のためにとある雑誌を探していた。そしてゴールデンブックセンターで、古雑誌の山から探し出した。
マナレット国際大学でジャーナリズムを学んでいるヌルル アミン(Nurul Amin)さん。同じくゴールデンブックセンターで友人のために古いファッション雑誌を2冊購入した。
アミンさんはウオモとクラッシィをそれぞれ100Tk(約140円)で購入した。定価の3分の1以下の値段だ。
ゴールデンブックセンターのオヒドゥル イスラム(Ohidul Islam)店長によると、50年以上前に出版された本もあるという。
ニルケットに様々な人たちが訪れるように、ニルケットの本の仕入れ先もまた様々だ。
本の読者自身も仕入れ先となる。読者の多くは読み終わった本を売り戻し、買った時に払った金額の半分を取り戻す。
読者の多くは欲しい本が手に入るなら、出所がどこだろうとほとんど気にすることはない。
The Daily Star May 26 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/looking-one-single-place-where-you-can-find-all-kinds-books-dhaka-try-nilkhet-1229401
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