国連報告を評価

国連報告を評価
【Financial Express】バングラデシュのアラム外務担当国務相はロヒンギャ問題に関する国連調査官報告を評価し、ミャンマーの拒絶反応は「極めて自然」だと述べた。

Md・シャヒリアル・アラム外務担当国務相は「昨年8月25日の弾圧開始以来、この報告書が最も包括的かつ事実であり、決定的だとバングラデシュは考えてます」と述べ、「最重要報告書だ」と補足した。

記者団の質問に対し、ミャンマーがそれを拒否することは極めて自然なことであり、それは問題ではないと答えた。

「世界はすべてを知っています。バングラデシュは近隣諸国との関係を損なわず、この問題を辛抱強く扱ってきました」


ミャンマー政府報道官は、国際社会が『虚偽の主張』をしていると述べ、国連調査官が軍の最高司令官を大量虐殺により起訴するよう求めた報告書を拒絶した。

報道官の発言は、ロヒンギャムスリム(イスラム教徒)への残虐な弾圧に、ミャンマー政府当局者が関わったことを明らかにした初めての国連報告が発表された翌日に行われた。

ミャンマーは国連調査官の入国を認めていない。

昨年8月25日以降、ミャンマー軍の弾圧により、ラカイン州の故郷を追われた70万人以上のロヒンギャが隣国バングラデシュへ逃れた。

国連はこの行為を『民族浄化』と表現している。


バングラデシュはロヒンギャの持続的な帰還に向け、人道的側面、送還、説明責任の3つに焦点を当てていると、国務相はいう。

記者会見は、ハシナ首相がネパールで8月30-31日に開かれるBIMSTEC(ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブ)首脳会議に出席するのを機に開かれた。

ミャンマーもまた、バングラデシュやブータン、インド、ネパール、スリランカ、タイと並んでBIMSTECのメンバーの一角を占める。

国務相は記者団の質問に対し、BIMSTECではもっぱら経済と技術協力について話し合われるため、ロヒンギャ危機は影響を与えないと答えた。

二国間関係は一つの危機によって害されないことを、バングラデシュは常に留意しているという。

「BIMSTEC首脳会議の成果の1つは配電網接続の覚書きに署名することです。これはミャンマーを含むすべての加盟国がすでに合意しています」

ミャンマーは大統領が参加する予定だ。

Bangladesh News/Financial Express Aug 29 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/national/bangladesh-praises-un-report-on-rohingyas-as-comprehensive-1535528795
翻訳:吉本
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