浸水問題の解決とクルナ市の近代化を目指し、クルナ上下水道公社(KWASA)は320kmの下水管設置と2ヶ所の浄水場設置計画に着手した。
設置に際しKWASAは、アジア開発銀行(ADB)から49億7千万Tk(約70億円)の支援を受ける。
KWASAによると予備的な実現可能性調査と排水処理の基本計画策定は既に完了しており、コンサルタントや設計業務は今年の11月に開始するという。
プロジェクトの実施後、クルナ市には大規模な変化が生じる。KWASAのレザウル イスラム(Rezaul Islam)技術幹部はいう。クルナの下水道を近代化しようと昨年10月、ADBのチームがクルナを訪問した。さらにコンサルティング会社IPIグローバル、BITSによる実現可能性調査を経て、基本計画が提出された。KWASAは2035年までのクルナ市内の人口状況を考慮して計画の実施に当たる。
基本計画では下水管の設置を3段階に分けて行うことになっている。第1段階は今年開始され、20年間かけて行われる見通しだ。
基本計画によると、排水はパイプラインを通って処理施設に流れ込む。処理を行った後、個々の家庭に水が供給される。さらに排水処理のためポンプ場7ヶ所と浄水場2ヶ所がクルナ市内に設置される。この2ヶ所では毎日2千万リットル以上の排水が浄化できる。
KWASAのムド アブドゥラ(Md Abdullah)取締役によれば、浄水施設は2023年までに設置されるという。
The Daily Star May 26 2016
http://www.thedailystar.net/city/khulna-wasa-lay-down-320km-more-sewerage-line-1229509
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