大規模計画に1870億Tk(前)

大規模計画に1870億Tk(前)
政府は来年度予算で1870億Tkを割り当てる10の"メガプロジェクト"に関し、初めて個別計画表を告知する。

10件の計画に対する総費用は3兆4021億Tk(約436億ドル、4兆7600億円)と見積もられている。これは次会計年度の予算とほぼ同額だ。

80ページにわたる"メガプロジェクト新計画表"には、それぞれの計画の開始日や終了日、経済効果、資金調達源といった詳細が掲載されている。

財務省官僚によると、今後3年間、メガプロジェクトへの割り当ては予算に明記され、およそ2兆Tk(約2.8兆円)になるという。メガプロジェクト数は毎年増加し、実施状況は次会計年度に公表される。

政府が急ピッチで進める計画の多くは、この10件に含まれる。

パドマ橋建設を除くすべての計画は中国や日本、アジア開発銀行といった二国間、多国間パートナーから資金提供を受ける予定だ。

パドマ橋建設は世界銀行が汚職疑惑に関して12億ドルの資金を引き上げて以来、政府は自己資金で進めている。

これらの計画は全て大きな経済効果をもたらすと財務省官僚はいう。

例えばパドマ橋ーパドマ鉄道連結計画が実施されると、経済成長率を1.5から1.75ポイント上昇させるだろう。

また液化天然ガス(LNG)ターミナル建設計画は、国内のエネルギー源の多様化だけでなく、ガスを利用する業界や工場に将来"突然死"が起こらないよう保証することになる。

だがこのプロジェクトは過去6年間、なかなか始まらなかった。

バングラデシュにおける大規模インフラ整備計画には問題点が付きまとう。費用超過や日程の遅延、物資の調達失敗、民間部門からの融資を受けられなかったなどだ。

世界銀行によると費用超過は予測可能、回避可能であり、他の多くの問題も専門的かつ先見的なリスク管理不足に起因しているという。

The Daily Star May 30 2016
http://www.thedailystar.net/business/mega-projects-get-tk-18700cr-1231492