6日、最近のオートバイによる殺人事件を受けて政府は、1台に2人までしか乗れないようにすると発表した。
道路交通・橋架(運輸)省は6日、この件に関して通知状を発行した。
1983年のオートバイ法で同乗者は1人までしており、運転手・同乗者双方にヘルメットの着用を義務付けている。
しかし実際には守られておらず、法秩序や道路の安全を脅かしていると通知状にある。
「1台のオートバイに乗車が許可されているのは2人だけであって、3人ではありません。(1台のオートバイに乗った)3人のライダーによって殺人が行われていることをよく耳にします」
アサドゥッザマン カーン カマル内務担当国務大臣は記者団にこう話した。
近年では犯人や過激派が現場からの逃走にオートバイを使用する光景を多く見聞きするようになった。
「警察では3人以上が1台のオートバイに同乗しないよう取り締まります。本部にはこの件に関する法執行機関も設置されます」とカマル大臣。
配偶者やその子どもとの3人乗りも禁止になるという。
5日にチッタゴンで発生した警察長官夫人の殺害事件以外にも、国内10ヶ所以上でオートバイによる殺人事件が起きている。被害者にはイタリア人救援隊員のチェサレ・タヴェラさん、日本人ホシ・クニオさん、ラッシャヒ大学のレザウル カリム シディキー教授たちがいる。
バングラデシュ道路交通局によると、登録済みの車両210万台のうち130万台がオートバイだという。
道路交通・橋架(運輸)省は2015年1月22日、オートバイの同乗を禁止した。当時はオートバイを利用した爆弾テロや放火事件が増えた時期だった。
The Daily Star June 07 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/only-2-people-each-motorbike-1235461
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