昔から農村では膨らし米(ムリ)作りは手作りだったが、今では大規模商業生産されるようになった。
親愛なる読者の皆様。ムリが経済に及ぼす影響について書いた私の記事をぜひ読んでいただきたい。
バングラデシュは人口1億6千万人で、ムスリム家庭は3500万世帯ほどある。ラマダン中、1世帯1キロのムリが消費されると、その総量は3500万キロ、つまり3万5千トンになる。そしてムリ価格が1キロ50タカ(68円)とすれば、人々がムリに費やす金額は約17億5千万タカ(23.8億円)になる。ラマダンのたった1ヶ月間でだ。
ムリの経済的重要性が見て取れるだろう。このおなじみの食品はラマダン中以外だって消費される。
数日前、私はボリシャル管区ジャロカティ県を訪ねた。ここは長年ムリを手作りしている。私はとある農家を訪ね、手作業でどうやって機械作業のように混じり気のないムリを作るかを見学した。それは私にとっては全く未知の世界だった。
ジャロカティ県ナルチッティ(Nalchhiti）郡出身の農家アブドゥル ラーマンさんと少しだけ話ができた。
「私はムリで生計を立てており、この手はムリ作りのためにあります。私と妻は1日に2マウンドのムリを作ることができます」
アブドゥルさんはこういう。信じられないことだとは思わないだろうか。
夫妻は他の多くの農家と同じように、ロボットのように精巧な仕事ぶりだ。作られるムリの純粋さや品質には疑いの余地がないだろう。
ナルチッティ郡ダプダピアユニオンのラジャカリ、ダプダピア、チミルカティ、バラトカティ、ジュルカティ、ゴアルカティ、チャラディ、バコルカティ、ラブナハット、クマルカティの各村では一年中ムリを作っている。手作りのムリは国中で有名だ。
The Daily Star June 08 2016
http://www.thedailystar.net/country/handmade-muri-high-demand-during-ramadan-1236070
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