ジャックフルーツの収穫量が増えたにもかかわらず、農家はがっかりしている。ラルモニルハット(Lalmonirhat)の市場でジャックフルーツの販売価格が低迷しているからだ。
農業普及局(DAE)によると、同県の土壌や気候はジャックフルーツ栽培に好ましく、80万本ほど栽培されている。1本の木には毎年30~120個の実ができるという。
サダル郡(Sadar)フルガッチ村(Fugacch)の農家タヘルル イスラムさん(55)によると、ジャックフルーツの市場価格は、昨年1個20(27円)~50(67円)タカだったが、今年は1個10(13円)~30タカ(40円)だという。タヘルルさんは毎年10本の木から750~800個のジャックフルーツを収穫している。
アディトマリ郡(Aditmari)バダイ村(Bhadai)の農家アルタフル ラーマンさん(48)によると、ジャックフルーツは本来利益が出る品目だという。果実とその種を市場に売って収入を得るとともに、木から取った木材にもかなりの価値が付くからだ。
「それぞれの果実からは300グラム~1キロの種が取れます。地元の市場では種1キロあたり20(27円)~25タカ(34円)になります」
完熟したジャックフルーツは美味しくてビタミンが豊富だ。1個のジャックフルーツにはタンパク質1.8㎎、脂質0.30㎎、カルシウム26.1㎎、鉄分1.07㎎、ビタミンB1が0.11㎎、ビタミンB2っが0.15㎎、ビタミンEは21.04㎎含まれている。
ラルモニルハットの外科医アーサン アリ バブさんが話してくれた。
市場で青果業を営むヌール ホサインさんは、今年は供給量が多いためジャックフルーツ価格が下落しているという。熱波の影響でジャックフルーツを食べたがらず、ジャックフルーツをダッカや他地域に輸送しているという。
The Daily Star June 09 2016
http://www.thedailystar.net/country/jackfruit-yield-high-prices-low-lalmonirhat-1236670
関連