新たに2千人を逮捕(後)

新たに2千人を逮捕(後)
警察によると昨日逮捕された過激派48人のうち、47人は"ジャマトゥル ムジャヒディン バングラデシュ"(JMB)のメンバーで、残る1人も別の過激派組織"アンサルラ バングラチーム"(ABT)のメンバーだという。

全国のバングラデシュ民族主義党(BNP)の指導者らは、警察は過激派逮捕の名のもと、BNP党員の拘束を行っていると主張した。

複数の県の警察によると、逮捕者の一部はBNP・ジャマティイスラミ(JI)連合の幹部や活動家だという。

過激派とされる逮捕者らは、2013年以降、大学教授や作家、出版社社長、世俗主義のブロガー、同性愛者権利を主張する活動家、外国人、警察官、少数宗派(イスラム教シーア派や神秘主義者、キリスト教徒、ヒンドゥー教徒など)の殺害を行ってきたという。

これらの襲撃事件の多くについて、テロリスト集団"イスラミック・ステート"(IS)が関与を主張している。"インド亜大陸アルカイーダ"(AQIS)の地方支部を名乗る"アンサル アル イスラム"も一部事件への関与を主張する。

しかし政府は国内にISの存在はないと断言し、BNPやJIを始めとした野党が事件に関与したと批難している。

アサドゥッザマン カーン カマル内務大臣は先週BBCに対し、世俗主義ブロガーや少数派の殺害についてイスラエルの関与を示唆した。

特別捜査は一連の殺人事件をきっかけとして、とりわけ警察幹部バブル アクテルさんの妻マームダ カナム ミツさんの殺害を受けて行われた。

警察上層部によると、バブルさんによる過激派取り締まりが、様々なテロ集団を刺激した可能性があるという。

過激主義者には他の殺人事件の容疑も掛けられている。

The Daily Star June 13 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/48-militants-among-2000-new-arrestees-1238629