お祭りムードの中、経営者やその家族、労働者たちは需要に追いつこうと共同作業を行う。
染色・捺染した織物を屋外で乾燥させると、あたり一帯は様々な花が一度に咲いたようになる。
この村は伝統的に綿織物で有名であり、人々は数世代にわたってこの仕事を続けている。主に女性用スリーピースや枕カバー、ベッドシーツを生産してきた。
捺染に使われる機械は僅か数台。バティックの95%以上は手作業で作られるのだ。
Photo: Anisur Rahman
ホサイン アーメドさん一家は、建設中の建物の1階で作業に精を出していた。ダッカのブティックから多くの注文を受けているという。
「都会のブティックはイードセールが始まる前、多くの注文をくれます」
ホサインさんはバティックの販売で月に5万タカ(6万7520円)を稼いだ。バンティ村には10万(13万5042円)~60万(81万251円)タカ稼いだ人もいるという。
「イードが始まる3~4日前まで、忙しさが続きます」と労働者のハビウル ラーマンさん。製作した織物は機械でなく、日光で乾燥させるのだという。
"アティク・ダイイング"の経営者、アティク ハサンさんによると、バティックはポヘラボイシャック(バングラデシュ新年)前や3月26日の独立記念日、12月16日の戦勝記念日にも売れるという。
近頃バンティ村では、国民の祝日向けのビックサイズの国旗を製作している人たちもいるという。
バンティバザールで卸問屋を経営するシャムスル ハクさんによると、バングラデシュ人海外移住者が多く住むヨーロッパ各国やアメリカでも高い需要があるため、輸出業者もバンティ村の卸問屋からバティックを購入するという。
Photo: Anisur Rahman
The Daily Star June 13 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/batik-village-goes-eid-overdrive-1238776
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