ヴィンペルコムの前進

バングラリンクの親会社ヴィンペルコムは、エリクソンと10億ドル(1044億円)を超える商談を行い、ソフトウェア分野で協力することを決めた。これによりヴィンペルコムの国際ITインフラは劇的に変化するだろう。

土曜日に締結された契約によると、11ヶ国、12タイムゾーンで、ヴィンペルコムのITインフラが全面改修されるという。

ヴィンペルコムはエリクソンの新しいソフトウェアやクラウド技術を利用し、自社のビジネス支援システム(BSS)をデジタル化・グローバル化するという。

バングラデシュ国内で調達した全額がヴィンペルコム各社のデジタル化工程に費やされるが、その総額はまだ判明していない。バングラリンク役員はいう。

ヴィンペルコムのジーン=イヴ・シャルリエ最高経営責任者(CEO)は、この改修で同社顧客への反応が改善し、ビジネスの中心化・簡便化が進むことで効率的な費用構造につながるだろうと話す。

エリクソンのハンス・ベストバーグ社長兼CEOは、完全に接続された世界で通信会社が成功を収めるには、パフォーマンスと柔軟性、効率性が要求されるという。
「エリクソンのBSSが優れたサービスや技術力と合わさってヴィンペルコムの大望を叶える助けとなるとともに、ICTが各所で進むことで、同社をさらなる成長へ導くでしょう」

ヴィンペルコムとエリクソンの契約期間は7年間で、延長の特約が用意されている。

The Daily Star June 20 2016
http://www.thedailystar.net/business/vimpelcom-drafts-ericsson-overhaul-it-infrastructure-1242325