ブラマプトラ川はヒマラヤの雪融水を集めて流れ、やがてロングプール管区クリグラム(Kurigram)県に到達する。川には国境周辺を泳ぐ魚が生息し、漁師一家の胃を満たす。巨大な川は毎日、クリグラムへ多くの贈り物を運ぶ。時には象でさえも。
2016年6月28日火曜日午前6時、ウリプール(Ulipur)郡の川にあるチャー(中州島)のサヘバー(Saheber)アルガ国境地帯で、野生の象が国境を越えた。
象はナンバー1051の柱のそばで国境を越えた。バングラデシュ国境警備隊のナイェブ スベダルレザ隊員はいう。
気まぐれな厚皮動物は次の日の早朝までチャーを歩き回った。午前1時、漁師が偶然チャーにやってきた。象は突然漁師に突進し、水の中を追いかけてきた。だが幸いにも漁師はボートで逃げることができた。
象は夜明け前、18キロの距離を漂い、チルマリ(Chilmari)郡アストミルチャー(Astomirchar)ユニオンのバロ チャーへ到着した。前の無人島と違いここには家があった。村人が逃がそうとしたとき、象は農業機具だけでなく3つの家を傷つけた。
「村人が象を見つけたと私たちに知らせにきました。象に食べさせようと、私たちはバナナを与えようとしました。そして森林担当の役人を待ちました」
監視する警備員を任命したドゥシュマラ(Dhushmara)川警察署のマスド パルベズ指揮官はいう。
象は午後ナイェルハット(Nayerhat)ユニオンに移動し、その後コダイマリ(Khodaimari)地区へ移動した。この記事を書いている今、象はまだそこにいる。
象を捕まえるため、ダッカ(Dhaka)とラジシャヒ(Rajshahi)から専門家が来た。
アッサム州からも専門家がやってきたことはよいニュースだ。ブラマプトラは象を運んでくるが、持ち去ってはくれないのだから。
The Daily Star June 30 2016
http://www.thedailystar.net/country/brahmaputra-brings-indian-wild-elephant-kurigram-1248055
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