ニブラス容疑者の家族が謝罪

ニブラス容疑者の家族が謝罪
ホーリーアルチザンベーカリーで20人を殺戮したテロリストの一員で、その後陸軍の特殊部隊によって殺されたニブラス イスラム容疑者の家族が、息子の行いについて謝罪した。

プロトムアローがニブラス容疑者の家族に接触を求めたところ、父親のナズルル イスラムさんと母親のライラ ビルキスさんから公に謝罪を行いたいと書いた声明文が送られた。また両親は、ニブラスさんをそそのかした者たちに厳罰を求めた。

「私たちは恥ずかしくもあり、困惑してもいます。息子のニブラスは優しく控えめな男の子でした。ウッタラ(Uttara)の同級生たちも、皆そう言ってくれるはずです。彼はノースサウス大学で学んでいました。より高度な教育を求めて、マレーシアのモナシュ大学へも行きました」

「2015年、彼(ニブラスさん)はバングラデシュに戻り、2016年の2月3日に行方不明になりました。行方不明となる前に彼はメモ書きを残し、私たちに祈ってくれるよう求め、いつか戻って来ると言いました。私たちは息子の失踪でひどく取り乱しました。探偵社にお願いしました」

「ニブラスと共に行方不明になった他の人の家族とも、事件について話しました。ここ5ヶ月、彼が戻ってくるようにあらゆることを試みました。フェイスブックでも彼に戻ってくるよう頼みました。しかし、全て徒労に終わりました」

「私たちは最後に7月2日のホーリーアルチザン(ベーカリー)襲撃に息子が関与していたことを知りました。息子がそのようなことを行ったことに、恥ずかしくもあり困惑もしています。ニブラスの親として、犠牲者の家族や友人たちにどのような慰めの言葉を掛ければよいか私たちには分かりません。彼はかつて自分で食べることもできなかったのです」

「私たちは手に銃や武器を持つ者たちに対抗し、正義を祈ります。ニブラスのような男子たちに道を踏み外させた者たちが逮捕され、厳しく罰せられるよう信じています。最後になりますが、バングラデシュ国民と世界の人々に謝罪致します」

Prothom Alo July 06 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/110991/Family-of-Nibras-apologises-to-countrymen-world
翻訳:ハセガワ

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