AMA ムヒト財務大臣は昨日、先日発生したテロリストによるダッカ(Dhaka)のレストラン襲撃事件は、バングラデシュの衣料品輸出と投資雰囲気にはさほど影響を与えないだろうと話した。
7月1日の襲撃事件はバングラデシュの主要輸出品目(衣料品)に打撃を与え、外国の投資家を怖気付かせるというメディア報道を意識して、ムヒト大臣は発言した。
「襲撃は輸出や投資に影響を与えないというのが私の見解です」
ムヒト大臣は記者たちに話した。
だがムヒト大臣は、この事件はバングラデシュにとって衝撃だったという。
襲撃により日本人7人とイタリア人9人を含む22人が死亡した。
だが外国人を狙ったテロ攻撃の危険性があるにもかかわらず、日本とイタリアは襲撃事件直後、あらゆる協力を継続していくと約束した。
ムヒト大臣は言う。
「あなた方は法と秩序を保つ事に、政府がどれほど真剣に取り組んでいるか見てきました。ですからうろたえる必要はありません」
政府はテロリズムに対し非常に厳しい姿勢を取るとともに、思い切った手段を取る準備がある。さらに二国間・多国間パートナーたちは政府に対し、支援の継続を約束したとムヒト大臣は話した。
「これは全く普通の事です。なぜなら、彼らは政府がどのように対応してきたかを見てきたからです。政府はテロリズムに対して好意的になるのではなく、反テロリズムという非常に強い対応を取りました。そしてテロリズムに対して一切の容赦を示しませんでした」
バングラデシュ銀行からのサイバー強盗に関しムヒト大臣は、詳細報告書の要請に従って行動を起こしている。報告書は数日以内に公開されると話した。
さらにバングラデシュ銀行の副総裁任命についても話した。政府はサイバー強盗事件に伴い、アブル カシェム氏とナズネーン スルタナ氏を解任したことで、同銀行の副総裁2席は空席となっていた。
候補者たちはいずれも適任ではないと判断され、選定委員会が新たに候補者を立てるとムヒト大臣は話す。
また、クオウミマドラサ[1]の教育制度は時代遅れであり、改革が必要であるとムヒト大臣は話した。
「彼らは現代風の生活を送る準備を整える必要があります」
The Daily Star July 12 2016
http://www.thedailystar.net/business/dhaka-cafe-attack-wont-impact-exports-muhith-1252327
[1]マドラサ(神学校)の形態の1つ。民間の慈善組織であり、運営のほぼ全てを寄付で賄っている
翻訳:ハセガワ
#バングラデシュ #ニュース #輸出
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