無計画な開発の影響でダッカ(Dhaka)の緑地が減少しているため、南・北両ダッカ市は大規模な植樹で空き地を緑化する多数の計画を立てた。
南ダッカ市(DSCC)と北ダッカ市(DNCC)は木や花を植えて公園を再生させ、歩道橋や道路の美化を行う。
さらに税金の払い戻しや、土、鉢、肥料といった物的支援を通し、多くの家庭が屋上庭園を設けるよう促していく。また人々が空きスペースに木を植える動機付けとなる運動を開催していく。
総面積の25%の緑地を持つ都市が住みよいとされているが、ダッカでは定期的な植樹や緑地の維持が不十分なうえ、無計画な都会化もあり、かろうじて5%の緑地があるだけだ。チッタゴン(Chittagong)大学林業・環境学研究所のモハメド シャフルル アラム博士はいう。
環境運動家であり、自然研究機関"タル パラブ"の幹部でもあるモカッラム ホサイン氏も、南ダッカで緑地が次第に失われている一方、北ダッカの状況は恐ろしいものだという。ミルプール(Mirpur)やウッタラ(Uttara)を含む北ダッカ拡大地域の大部分は、ほぼ不毛地帯になっているからだ。
北ダッカのアニスル ホック市長によると、彼らはこの状況を認識しており、緑地を拡大しようと様々な短期・長期計画を実施しているという。
「我々は空き地で植樹を試みています」
北ダッカ市の廃棄物管理責任者キャプト ディポン クマール シャハ氏はいう。さらに市では46本の道路沿いに植樹することで美化をはかる提案をした。
南ダッカのサイエード ココン市長は、国内の様々な花を植えることで、市内21ヶ所の公園の改善と主要道路を美化する措置をとったと話した。
南ダッカ技師総監のアサドゥッザマン氏によると、11階建て以上の高層建築には屋上庭園の設置を義務付けているという。
The Daily Star July 12 2016
http://www.thedailystar.net/city/dhaka-going-green-1252438
翻訳:ハセガワ
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