2015-16会計年度の輸出は国内史上最高の342.4億ドル(3兆5681億円)に到達し、経済にとって希望の灯台であり続けている。
輸出額は政府目標の335億ドル(3兆4910億円)を上回っただけではなく、昨年比9.72％増となった。衣料品や革素材、革製品部門で大きな成果があったお陰だ。
昨日、輸出促進局(EPB)が公開したデータによると、6月は月間輸出でも過去最高となる35.8億ドル(3730億円)を記録した。
バングラデシュの年間輸出のおよそ80％を占める衣料品は、昨年比10.42％増の280.9億ドル(2兆9272億円)を国にもたらした。
「沢山の注文が入っているので、今会計年度の輸出額はさらに上を期待できます」
バングラデシュ衣料品製造・輸出業者組合のシディクル ラーマン会長はいう。
衣料品部門で輸出が増え続ける理由の一つは、高級品製造を始めたからだとラーマン会長。
バングラデシュは中国からシフトしてきた大口注文も受けている。
「世界の衣料品小売り業者たちにとり、中国はもはや得意先ではありません。彼らは注文先にバングラデシュを選びました」
ラーマン会長はいう。
衣料品以外では革素材や革製品の輸出が増えた。昨会計年度は前年比2.69％増、11.6億ドル(1208億円)となり、3年目にして10億ドル(1042億円)の目標値を突破した。
履物の収入は前年比15.69％増の2.19億ドル(228億円)だった。
ジュートやジュート製品輸出は、世界規模の天然繊維への新たな需要と中東諸国のビジネスに適した環境の復帰を背景に、復調を見せた。2015-16年度、ジュートやジュート製品の輸出は前年比5.88％増、9.19億ドル(957億円)だった。
テリー織りタオルの輸出は14.33％増の4780万ドル(49億8119万円)、帽子やキャップは130.69％増の1.48億ドル(154億円)、工業製品は14.1％増の5,1億ドル(531億円)、家具は18.8％増の4626万ドル(48億2070万円)、医薬品は13.04％増の8211万ドル(85億5660万円)だった。
茶や野菜、たばこ、切り花、切り葉、果物、香辛料、ドライフルーツなど農産品の輸出は1.71％増の5.96億ドル(621億円)だった。
だがエビやカニの輸出額は7.33％減の4.72億ドル(491億円)、PVC（塩化ビニール）バッグやプラスチック廃棄物等のプラスチック製品は11.5％減の8900万ドル(92億7460万円)、自転車は21.35％減の9915万ドル(103憶3232億円)だった。
The Daily Star July 14 2016
http://www.thedailystar.net/business/export/exports-hit-record-1253239
翻訳：ハセガワ
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