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日本とバングラデシュの合弁企業は昨日、イージーバイクの名前で知られる電気車両用のバッテリーを開発した。年商100億タカ(135億円)の市場となる。
「電気車両の運転手に高品質のバッテリーを提供することで、経済状況や運転手の暮らしを改善したいのです」
日本の電気自動車メーカー"テラモーターズ"のウエダ アキヒロ事業開発担当が記者会見で話した。
会見ではテラモーターズと"ラーイマフローズ"が、50対50で電気バイク用バッテリーを開発したことを明らかにした。電気バイクは都市部や郊外で流行している。現在、国内では約45万台のイージーバイクが走っており、市場は年に3万台増の勢いで広がっている。
ラーイマフローズの役員によると、イージーバイクは年間120万個のバッテリーが必要だが、その大半は中国メーカーから調達しているという。
合弁企業"テラ・ラーイマフローズ"によると、自社のイージーバイク用バッテリーはフジヤマという名前で販売するという。
ウエダ氏はダッカ(Dhaka)の高級地区グルシャン(Gulshan)で発生し日本人7人が犠牲となったテロリスト襲撃事件に言及し、バングラデシュの発展に貢献するため、彼の会社はここに留まると話した。
ウエダ氏によると、当初退去を決定した会社もあったが、それらの会社は後に考えを改めたという。
「人々はこの国を進んで去ろうとはしていません」
ウエダ氏はテラ社と、国内オートバイ製造業者"ランナーオートモービル"が共同で立ち上げた別の合弁会社"ランナーテラEV"のセールス・マーケティング担当でもある。ランナーテラは三輪自動車を筆頭とした電気自動車を製造し、市場へ供給する。
「私たちはイージーバイクの国内産業化を始めようとしています。輸入するよりも安くつくからです」
イージーバイクの普及で、農村や都市部では数千の仕事が生まれた。ラーイマフローズ在庫・電力部のファラーズ A ラヒム事業開発部長は言う。
「(イージーバイクは)県や郡で、より早く、より安全で、より手頃な、輸送手段となりました」
ラヒム氏はイージーバイクは環境も汚染しないと付け加えた。
ラッシャヒ(Rajshahi)市ではイージーバイクの広範な使用になり、大気汚染が大幅に緩和されたという。
イージーバイクは雇用を生み出す可能性はあるものの、全く組織化されていない。ラヒム氏は組織的な繁栄のため、電気自動車やその構成部品に基準を設けるよう政府に求めている。
「インドは既にこの手の車に基準を設けています」
バッテリー45万個の総電力は、現在作られる電力約400メガワットのわずか3%だ。ラーイマフローズ在庫・電力部のサイエード ハッサン最高執行責任者はいう。
ラーイマフローズの役員によると、電気車両の所有者は多くの場合、夜にバッテリーを充電するため、ピーク時には影響がないという。
「オフピーク充電ですから、送電網にとって望ましいことなのです」
The Daily Star July 17 2016
http://www.thedailystar.net/business/rahimafrooz-japanese-firm-launch-easy-bike-batteries-1254964
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #イージーバイク
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