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インド西ベンガル州北部の県で洪水被害が拡大し、影響を受けた約4千人のインド人が、この3日間、ロンプール管区ラルモニルハット(Lalmonirhat)県の国境沿いの村に避難している。
雨が降り続きダルラ(Dharla)、カルジャニ(Kaljani)、ティースタ(Teesta)、トルサ(Torsa)川の水位が上昇したので、西ベンガル州クーチビハール(Cooch Behar)県、アリプルドゥアル(Alipurduar)県、ジャルパイグリ(Jalpaiguri)県、ダージリン(Darjeeling)県のおよそ1万人が強制的に家を追われた。コルカタ特派員が報告する。
多くの住民が洪水で孤立し、隣接するバングラデシュの住民たちの家に避難した。西ベンガル州政府はバングラデシュ政府に感謝の意を表明した。
西ベンガル州政府北ベンガル開発担当大臣のラビンドラ・ナス(Nath)ゴーシュ(Ghosh)氏によると、洪水被害にあった約4千人のインド人は、ラルモニルハットサダー(Lalmonirhat Sadar)郡モゴルハット(Mogolhat)ユニオンに避難した。
「もしバングラデシュに避難していなかったら、彼らは[洪水によって]押し流されていただろう」
ラビンドラ氏は電話でデイリースターに話した。
川の水量が急激に増加したので、クーチビハール県ディンハタ(Dinhata)区ジャリ(Jari)ダルラ村とダリバス(Daribas)村が、ナムサイ川の中で島のようになっていたとラビンドラ氏はいう。
「この2つの村からバングラデシュのモゴルハットへ、わずか10分で行けるのです」
洪水が2村の家々を襲ったとき、ほぼすべての村人がモゴルハットに避難した理由をラビンドラ氏は説明した。
インドディンハタ警察署管内ジャリダルラ村の洪水被害者アンサル アリさん(44歳)は、家が浸水したので家族3人と一緒に国境沿いのバングラデシュの村に避難した。
ディンハタ警察署管内のジャリダルラ、ダリバス、ナゴルタリ(Nagortari)、バダルクティ(Badarkuti)4村の1500から1600人が、日曜の夜、ラルモニルハット県モゴルハットやドゥルガプルユニオンのいくつかの村に避難したとアンサルさんはいう。
だが月曜日正午、バングラデシュ国境警備隊(BGB)によってインドに送還させられた者もいるという。
「水が引いたら、すぐ家に戻ります」
「私たちはモゴルハットユニオンのチャウラタリ(Chawratari)村で、バングラデシュ人の家に滞在しています。その家族から食べ物ももらっている」
アンサル アリさんの妻ドゥラリ(Dulali)ビガムさんはいう。
「携帯電話でパンチャヤト(panchayat)[村人]やプラダン(pradhan)[村長]と話をしました。彼らはドライフードを送ると約束してくれたが、今日[昨日]正午の時点で何も届いていません」
インドナゴタリ村の洪水被害者アラムギル(Alamgir)ホサインさん(48歳)はいう。
インド4村の何千人もの洪水被害者がモゴルハットユニオンのチャウラタリ、カルナプール(Karnapur)、バダイタリ(Badaitari)、クマルパラ(Kumar Para)、アディトマリ(Aditmari)郡ドゥルガプルユニオンのディガルタリ(Dighaltari)、チョウパティ(Choupathi)、ドゥルガプル村に避難した。モゴルハットユニオンのチャウラタリ村のアブ スフィアンさん(48歳)はいう。
「私たちは日曜の夜、インドの洪水被害者が安全な場所に行けるよう船で援助しました」
ラルモニルハットの15の国境警備大隊の指揮官アーメド・バズルル(Bazlur)ラーマン ハヤティ(Hayati)中佐は、国家安全保障のために、すでに多くのインド人洪水被害者を彼らの自宅へ送還したと話した。
多くの洪水被害者が人道的な理由で、国境沿いのバングラデシュ人に避難場所を提供されたとハヤティ中佐は付け加える。
ラルモニルハット県のレザウル・アラム・サルカー副知事代行は、この事を認識していなかったと話した。
The Daily Star July 27 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/flood-affected-indians-take-shelter-bangladesh-1259998
翻訳:アラトモ
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