【Financial Express】欧州連合(EU)はバングラデシュ内で移住の影響を受けた児童の人権保護のため、ユニセフへの支援として、69万ドル(7658万円)を越える寄付を行った。
ユニセフの声明によると、今後3年間、移住か、自国から国境を越えて強制移住させられた推定1万2千人の児童へ、直接寄付をするという。
このプログラムはユニセフが東南アジアや南アジア、中央アジアの複数の地域で実施しており、よりよい経済的機会を求めて移住した親や保護者から離れてしまった児童の移住者などに届けられる。
バングラデシュのプロジェクトは、国内や国境を越えて移動してきた人身売買の危険にさらされる児童が中心となる。
児童保護制度を強化する政策変更により、より多くの児童が恩恵を受けることが期待されている。
「貧困、身体的・性的虐待、仲間の影響力は、児童を農村部から都市部へと移住させ、人身売買のリスクをさらに高める3つの主要な要因です。彼らは児童にとって不可欠なサービスを奪われています」
ユニセフ・バングラデシュエのエドゥアード・ベイグベーダー代表は話す。
「脆弱な児童に不可欠なサービスを確実に提供するため、ユニセフは常にパートナーと協力してきました。EUのこの寛大な貢献に感謝します。これは移動する児童をこれまで以上に保護するために役立ちます」
バングラデシュの児童や女性がインドに人身売買されたという証拠があるという。バングラデシュ側は2014年と2015年、インドや中東でおよそ5千人のバングラデシュ人を特定したと報告した。
バングラデシュはまた、ミャンマー政府の迫害からバングラデシュへ逃れた多大なロヒンギャを抱えている。
2017年8月以来、60万5千人がミャンマーラカイン州からバングラデシュ国境を越えて逃れてきた。彼らの60%は児童だ。
児童の多くは両親と一緒ではないため、人身売買の危険にさらされている。
児童の国内移動もとても多い。バングラデシュにはおよそ60万人のストリートチルドレンがおり、そのうち38万人は5歳から14歳までとなっている。
Bangladesh News/Financial Express Dec 10 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/national/eu-contributes-690000-for-migrant-children-in-bd-1544441548
翻訳:吉本
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