野生の象鎮静化

野生の象鎮静化
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6月27日にインドからバングラデシュに迷い込んだ野生の象は、昨日ジャマルプール(Jamalpur)県サリシャバリ(Sarishabari)郡で鎮静化された。

午後2時ごろ、森林局野生動物部の獣医、サイエード ホサイン氏がコイラ(Koyra)村において金属製の投げ矢を用いて象を鎮静化させた。

鎮静化の際に象は飛び跳ね回り、池に落ちることもあった。

その後、象救出部隊は地元住民の協力を得て象を池から地面の上に連れ出した。午後3時ごろ、象は一度意識を取り戻したため、意識を失わせるために再び薬剤が投与された。サリシャバリの農業局員、カリウル ラーマン氏による。

象は午後6時ごろに意識を回復した。象は現在治療中だとカリウル氏は言う。

森林局員によると、象がいた場所はカムラバド(Kamrabad)道路からおよそ1キロメートル離れていたという。

「我々は現在、象を道路まで移動させる方法を考えています。象を道路まで動かすには時間がかかるでしょう」
サイエード氏は言う。サイエード氏はバングラデシュ森林局の救出部隊17人のうちの1人だ。

「象を道路まで連れて行った後は、クレーンを使ってトラックに載せ、(ガジプール(Gazipur)にある)ボンゴボンドゥサファリパークまで運びます」
とサイエード氏。

バングラデシュとインドの森林局員及び獣医で構成された合同救出部隊は8月4日に救出作戦を開始した。だが、象の鎮静化に適した場所がなかった。

アッサム森林局の救出隊員3人はバングラデシュ森林局高官との会合を行った後、8月9日に首都ダッカ(Dhaka)を発った。森林局員による。

バングラデシュの救出部隊は8月7日以後、象を鎮静化させるべく追跡を行っていた。

この象はアッサムで群れからはぐれ、6月27日にはブラマプトラ川の流れに乗ってクリグラム(Kurigram)県のチルマリ(Chilmari)郡に現れた。

象はバングラデシュに"入国"した後、45日間で川に沿って300キロメートル以上を移動した。

The Daily Star Aug 12 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/wild-elephant-tranquillised-tamed-1268374

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翻訳:長谷川