ピロジプールの道端農園

ピロジプールの道端農園
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ピロジプール(Pirojpur)高速道路の道端は、ここ数年で様変わりした。

住民たちは、国内では"アムラ"として知られる果物の"卵の木"を栽培する価値を発見した。これにより、各地の道端は細長い農園へと姿を変えた。

「私たちは元々、卵の木がこの場所で良く育つと知りませんでした」
ネサラバド(Nesarabad)郡カルファ(Karfa)村のアニメシュさんは言う。
「隣人たちの成功を目の当たりにした私は、卵の木の作物としての可能性を知りました。6年前には私自身も木を植えました」

「道端では何も育ちません」
ナジルプール(Nazirpur)郡ムゲールジョル(Mugherjhor)村で卵の木を栽培するシャムスル アレフィンさんは話す。
「私たちは時々木材用の樹木を植えましたが、大きくなるにはとても時間がかかりました。そこで私は5年前に、道端の私の土地に隣接している部分に卵の木を代わりに植えました」
現在、アレフィンさんが植えた木には沢山の果実が実っている。

地元の栽培者たちによると、道端の卵の木農園はお金になるだけではなく、この人目を惹く木々はピロジプールの田舎の景観も向上させたという。

地元の農業局職員によると、道端での卵の木の栽培は8年ほど前に始まったという。3年もしないうちに木は花を咲かせ、また他の果物とは違い、栽培にはあまりお金をかける必要がない。
「卵の木が実を付けるころには、様々な場所から卸業者が仕入れに来ます。いい収入になります」
ピロジプール県のサダル(Pirojpur Sadar)郡出身のとある栽培者は言う。

卵の木は元来西インド諸島から来たものであり、美味しいだけではなく栄養価もあると、ナジルプール郡の農業局員、ディグビジョイ ハズラさんは話す。ビタミンCやカルシウム、カロテン、糖分や鉄分が豊富だという。

「卵の木の栽培に対する人々の興味は日ごとに増しています。人々は木を自分の庭や、道端にさえ植えています。卵の木の栽培は儲かるのです」
ハズラさんはいう。

The Daily Star Aug 12 2016
http://www.thedailystar.net/country/roadside-hog-plum-orchards-create-extra-income-pirojpur-1268377

翻訳:長谷川

#バングラデシュ #ニュース #卵の木