ジョソールで50万人孤立

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豪雨の後、ジョソール(Jessore)県のババダー・ベール(袋水路)から溢れた水により、家屋や農地、教育施設、寺院、モスク(礼拝堂)、道路が水没し、ベールの周辺に住む3郡3自治体の住民約50万人が孤立した。

アバハィナゴール(Abhaynagar)、モニラムプール(Monirampur)、ケシャブプール(Keshabpur)の3郡と、ナワパラ(Nawapara)、アバイナゴール、ケシャブプールの3自治体が影響を受けた。

アバハィナゴール郡のムド ナシル ウディン地方長官によると、50万人が豪雨の影響を受けたという。
「水資源開発局に問題を解決するよう要請しました。開発局の高官が被災地域を訪れました」

アバハィナゴール郡にあるスンダリ(Sundali)ユニオン自治体のポリトシュ ビスワス前議長は、3郡の広い範囲が水没し、100以上の村でおよそ70万人が影響を受けていると話す。
「これらの人々は現在、食料が無く、きれいな飲み水も不足している悲惨な状況にあります」

「魚の生け簀や池の多くが豪雨の影響を受けました」
ジョソールのフマユン カビル副コミッショナーは話す。

ケシャブプール郡のシャリフ ライハン カビル地方長官によると、郡内7ユニオンと1自治体の1万人が冠水の影響を受け、農業部門で2億タカ(2.5億円)、漁業部門では3.7億タカ(4.7億円)の被害が出ているという。
「およそ3000戸の藁ぶき家屋が損傷しました」

米11トンが救援物資に割り当てられたとシャリフ長官は話した。

セリム レザさんは家から10キロメートルほど離れた親戚の家に家畜を移したという。

多数の小学校や中等学校、カレッジは水没してしまったため休校中だ。

「今私たちは悲惨な状況です。娘のチャイティーは6年生ですが、学校に通うのではなく家で待機していなければなりません」
モニラムプール郡ドハコラ(Dohakhola)村のディリプ サルカールさんは話した。

高齢のナラヤン チャンドラ マッリクさんと妻のランジタ マッリクさんは居場所がないため、スジャトプール(Sujatpur)村のモシハティ(Moshihati)~ナワパラ(Nawapara)間の道路で休んでいた。

モニラムプール郡のモシハティ・ディグリーカレッジの教員アシム モンドルさんによると、学生の出席数はとても少ないという。

The Daily Star Aug 18 2016
http://www.thedailystar.net/country/rainwater-leaves-5-lakh-marooned-jessore-1271395
翻訳:長谷川 
#バングラデシュ #ニュース #ジョソール #豪雨