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今年の“世界の住みやすい都市インデックス”(Global Liveability Index)によると、ダッカは2つランクアップしたにも関わらず、世界4位の住みにくい都市になった。
エコノミスト・インテリジェンス・ユニットによって行われた国内最大都市調査では140都市中、137位に評価された。
昨年ダッカは139位だった。
ダッカより下位にはナイジェリアのラゴス、リビアのトリポリ、シリアのダマスカスしかない。スコアは昨年と変わらず、100点満点中38.7点だった。ダッカは2011年以来、同じスコアで立ち往生している。
世界的な生活実態調査の一部であるランキングは、安定性、医療、文化、環境、教育、インフラの5つのカテゴリーから個人のライフスタイルに現れる課題を数量化する。
ダッカのスコアは医療で29.2、文化や環境で43.3、教育で41.7、インフラで26.8だったが、安定性では50を獲得した。
ランキングは2012年に底を打ったあと、いくつかの改善点を示した。
オーストラリアのメルボルンは調査対象140都市の中で最も住みやすい都市となった。わずかの差でオーストリアの首都ウィーンが続く。
上位5都市は変わらないものの、昨年は多くの都市で不安定さが増し、スコアが揺れ動いた。
例えばシドニーではテロ脅威の高まりが認識されたため4ランクダウンし、住みやすい都市上位10位に入ることができなかった。
新しい動きではない“テロによる暴力行為が多くの国に影響を与えた”が、“頻度と広がりがかなり増大し、これまでより一層顕著になった”と世界住みやすさレポートはいう。
レポートの編集者ジョン コープステーク氏はインデぺンデント紙に対し、「最新ランキングはとても暗い絵を描いている」と話した。
「実際、5都市に1つで暮らしやすさスコアが落ちていることは憂慮すべき背景の反映で、同様の下落が昨年のレポートで報告されたことを考えると陰鬱になります」
「興味深いのはテロの脅威だけが安定性を低下させているのではないということです。ここ数年は中東や北アフリカで続く武力紛争と同様、抗議行動の激化、国境紛争が見られました」
2016年にはフランスやトルコ、米国、ベルギーでの事件を含む、1千以上のテロ攻撃があった。
テロによる暴力行為はトルコやオーストラリア、バングラデシュ、パキスタン、フランス、ベルギー、米国を含む多くの国で報告されている。
「間違いなくテロによって記しつけられた年だ」
レポートは記している。
The Daily Star Aug 19 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/dhaka-moves-2-notches-now-4th-least-liveable-city-1272118
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #住みやすい都市
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