明日までに再開望む

明日までに再開望む
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バシュンダラ(Bashundhara)市の商業施設の火災発生から1日経過した昨日、消防士たちはいまだ作業に当たっていた。

当局によれば建物の6階だけが火災の影響を受けているというが、有毒な濃い煙で形成された黒い印は、少なくとも3つのフロアの壁の外側で見られた。

一方、およそ100店舗の経営者や店員らは自分たちの店の命運を知るべく、昨日1日中建物の前で待っていた。

消防隊やショッピングモール経営陣は、火災にによる損失をまだ査定できていない。

消防隊・市民防衛隊長官のアリ アーメド カーン准将は昨日、モール内に隠れ火がないかを確かめるため、床を湿らせていると話した。

店内では合成素材やポリエチレンが激しく燃えたため、隠れ火がないか消防士が確認することは困難だとアーメド准将はいう。

「消防士は撤収の際にショッピングモール経営陣に知らせることになっています」
准将は消防士らが夜までに任務を終えることを望んでいた。

ショッピングモール経営陣は、明日までに営業を再開することを望んでいる。

「消防隊が作業を終えるのを待っています。その後、内部の専門家に実際の損失額を算定してもらいます」
ショッピングモールのジャシム ウディン営業部長はいう。

日曜日の午前11時30分に施設で発生した火を完全に消し去るまで、消防士らは少なくとも15時間、火と格闘した。

火災の原因はまだ不明だ。消防隊職員らは、建物のCブロック6階天井にある電気回路のショートにより火が発生したのではないかと疑っている。

消防隊職員によると、今回の作戦では29台もの消防車が用いられたという。屋上に取り残された11人は無傷で救助された。

国内最大級のこの巨大ショッピングモールには約2300の店舗に加え、フードコートや映画施設、体育館が入っている。

店舗経営者や従業員によると、この建物と、隣にある2009年からバシュンダラのオフィスとして使われている20階建ての建物での火災は5回目だという。

昨日の午後、建物から煙が出ているのが目撃された。

ジャシム営業部長は昨日の午後、11店舗が完全に損傷し、さらに6階にある20~22店舗は火災の影響を受けたと記者に話した。

またバシュンダラ当局は専門技術者や消防隊職員による調査団を形成し、店員の何らかの職務怠慢が火災の原因に繋がっていないかどうかを調べるという。

消防隊当局は5人組の集団を作り、昨日から作業を始めた。アーメド准将はデイリースターに電話で話した。

一方バシュンダラ店舗経営者協会のMA ハンナン アザド会長は、6階に入っていた100ほどの店舗が火災の影響を受けたと主張する。

幾つかの店では在庫品や展示品に加えて内装も部分的、もしくは完全に損傷し、さらにある店の内装は100万タカ(128万円)もするだろうと話した。

ダッカ店舗経営者協会のトーフィク イーサン会長は昨日午後に現場を訪れた際、監視委員会を設置し、被害店舗の経営者に対する補償について関係当局と議論を行うと話した。

The Daily Star Aug 23 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/mall-authorities-hope-re-open-tomorrow-1274137
翻訳:長谷川

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